OriginProでは、作図したいデータを選択してボタンをクリックするだけで簡単に、100種類以上のグラフを作図できます。
OriginProはさまざまな形式のデータを簡単にインポートできます。
さらに、インポートウィザードを使えば、ファイル構造を確認しながらテキスト/バイナリファイルを読み込むことが可能です。
作成したグラフをコピーしてMicrosoft Word や PowerPointなどに貼り付けできます。貼り付けたグラフをダブルクリックするとOriginProが起動し、グラフ編集が可能です。
また、BMP、JPG、TIFF等のラスター形式やPDF、EPS、WMF等のベクター形式の画像ファイルとしてエクスポートでき、一連のグラフから動画を作成できます。
自分の業務に合わせてグラフや分析機能をより使いやすくしたい場合、OriginProをカスタマイズするためのOriginC と LabTalkという2つのプログラミング言語があります。また、Pythonの実行環境も用意されています。
Origin Cは、ANSI準拠のC言語といくつかのC++の機能をサポートしているOriginProのプログラミング言語です。データ処理や分析ルーチン作成するだけでなく、複雑なアルゴリズムを開発するのに優れたプログラミング言語です。Origin Cで書かれたプログラムは、Originの開発環境である『コードビルダ』でコンパイルリンクされます。
LabTalkは、ほとんどのOriginの操作を実行できる高機能なプログラミング言語です。オプションスィッチを持つDOS形式のコマンドとVisualBasicのようなオブジェクトプロパティとメソッドがあります。
素早く書けて簡単な操作をすぐに実行できるほか、LabTalkスクリプトを実行するボタンやメニューを作成することもできます。
Origin CとLabTalkは連携して使用できます。例えば、LabTalkのコマンドや変数を使って、Origin C関数にアクセスできます。また、LabTalkからOrigin C関数を呼び出すことができるので、ツールバーボタンからOrigin C関数を呼び出すことも可能です。
この2つの言語を自由に連携させることで、グラフ化や分析を行う際に最も良い方法を選択でき、強力なプログラミング環境が提供されます。
OriginProは、オートメーションサーバー(またはCOM, Component Object Model) として機能します。Visual Basic、Microsoft Excel、 National Instruments LabVIEWといったCOMプログラミングをサポートするアプリケーションは、OriginProに接続できるクライアントアプリケーションとして機能します。OriginProに送信されたデータはグラフ化または分析処理後、アプリケーション側に結果として送信されたり、エクスポートされます。
OriginにはカスタムLabVIEW VIのライブラリを用意しています。Originの開始や終了、データをOriginプロジェクトや分析テンプレートへ送信、スクリプトコマンドの送信、グラフ作成、プロジェクトの保存などの処理が可能です。
Originは、MATLABのワークスペースファイル(*.MAT)をインポートでき、さらにOrigin内でMATLABコマンドを使えるMATLABコンソールツールを提供しています。このツールを使えば、MATLABの計算能力とOriginの高度なグラフ作成機能の組み合わせて使用できます。
Mathematicaリンクを使えば簡単にMathematicaとOriginPro間でワークシートや行列データの送受信が可能です。また、Mathematica式の結果評価や、Mathematica関数を使ったOriginグラフの作成などの操作もできます。
XLS、XLSX、XLSM形式のExcelファイルをインポートできます。また、ExcelワークブックをOrigin内に直接開くこともでき、グラフ作成操作も可能です。