OriginProの製品概要

グラフ、解析、レポート作成をひとつのソフトウェアで

OriginProは、全世界で50万人を超える研究者・技術者に支持されているグラフ作成、データ解析ソフトウェアです。

グラフの作成と編集

ボタンクリックだけでグラフ作成

OriginProでは、作図したいデータを選択してボタンをクリックするだけで簡単に、100種類以上のグラフを作図できます。

Origin 2021の新機能

直感的な操作でグラフを編集

グラフの編集したい部分でクリックし、ミニツールバーで素早く編集が可能です。

さらに詳細に編集したい場合は、ダブルクリックして開くダイアログで直感的に編集できます。

同じ形式のグラフを素早く再作成

編集したグラフをテンプレートとして保存して簡単に同じ形式のグラフを作成したり、編集した内容をグラフテーマとして保存し、ほかのグラフに対して適用するなど、グラフ作成を効率良く行うための様々な機能が備わっています。

インポートとエクスポート

データファイルを高速にインポート

OriginProはさまざまな形式のデータを簡単にインポートできます。

  • ASCII、CSVデータといったテキストデータ
  • 音声(wave)ファイルや画像ファイル
  • Excel、KaleidaGraph、IgorPro、GraphPad Prismなどの表計算/グラフ作成アプリケーションのファイル
  • pClamp、Famos、ETAS INCA MDF、MATLAB NetCDFなどのサードパーティ製データ形式

さらに、インポートウィザードを使えば、ファイル構造を確認しながらテキスト/バイナリファイルを読み込むことが可能です。

ドラッグ&ドロップでインポート
グラフから動画を作成

様々な形式でエクスポート

作成したグラフをコピーしてMicrosoft Word や PowerPointなどに貼り付けできます。貼り付けたグラフをダブルクリックするとOriginProが起動し、グラフ編集が可能です。

また、BMP、JPG、TIFF等のラスター形式やPDF、EPS、WMF等のベクター形式の画像ファイルとしてエクスポートでき、一連のグラフから動画を作成できます。

データ分析

OriginProでは、ピークフィット、曲面フィット、統計、信号処理、画像処理等の科学技術分野のニーズにお応えする強力な解析ツールを提供します。

各解析ツールは、直観的なインターフェースで効率よくデータ分析が可能です。

結果のプレビュー

現在のダイアログ設定で解析した場合の結果をプレビュー

ダイアログテーマ

設定内容を保存し、ほかのデータで解析するときに呼び出し

自動/手動再計算

解析結果から再度ダイアログを開き、設定を変更して結果を更新

多様なデータ分析機能

繰り返し処理

OriginProは、グラフ作成やデータ分析の繰り返し作業をプログラミングなしで一括実行するような機能を提供しています。

グラフ作成操作の繰り返し機能

設定済みのグラフフォーマットをコピーして貼り付け
操作を全プロットあるいは全データ列に繰り返す

アプリによる機能拡張

開発元OriginLabや世界中のユーザが作成したOriginProのアプリが公開されています。ユーザの目的に応じて無料でダウンロードでき、Origin上にインストールしてグラフ作成やデータ分析機能を拡張できます。

多様なアプリ

プログラミング機能

自分の業務に合わせてグラフや分析機能をより使いやすくしたい場合、OriginProをカスタマイズするためのOriginC と LabTalkという2つのプログラミング言語があります。また、Pythonの実行環境も用意されています。

Origin C

Origin Cは、ANSI準拠のC言語といくつかのC++の機能をサポートしているOriginProのプログラミング言語です。データ処理や分析ルーチン作成するだけでなく、複雑なアルゴリズムを開発するのに優れたプログラミング言語です。Origin Cで書かれたプログラムは、Originの開発環境である『コードビルダ』でコンパイルリンクされます。

  • インポート、分析、グラフ、エクスポートなどの各ルーチンを新しく作成して、Originに機能を追加
  • Originでの操作を自動化およびバッチ処理
  • Originの中でリアルタイムに結果をフィードバックしながらシミュレーションを実行
  • 複雑なカーブフィット関数を定義の定義
コードビルダ
LabTalkスクリプトを実行する新しいメニューを作成

LabTalk

LabTalkは、ほとんどのOriginの操作を実行できる高機能なプログラミング言語です。オプションスィッチを持つDOS形式のコマンドとVisualBasicのようなオブジェクトプロパティとメソッドがあります。

素早く書けて簡単な操作をすぐに実行できるほか、LabTalkスクリプトを実行するボタンやメニューを作成することもできます。

Origin CとLabTalkは連携して使用できます。例えば、LabTalkのコマンドや変数を使って、Origin C関数にアクセスできます。また、LabTalkからOrigin C関数を呼び出すことができるので、ツールバーボタンからOrigin C関数を呼び出すことも可能です。
この2つの言語を自由に連携させることで、グラフ化や分析を行う際に最も良い方法を選択でき、強力なプログラミング環境が提供されます。

Python

Pythonの実行環境を組み込むことで、PythonコードをOriginで実行できます。

  • 「Pythonコンソール」からPythonコードを実行
  • コードビルダでPythonファイルの編集とデバッグ
  • 列の式、フィット関数、テキストオブジェクトなどでPythonコードを使用
  • originproパッケージを使って簡単にOriginにアクセス

Pythonを使ったサンプルプロジェクトとワークブックテンプレートがあり、それぞれのサンプルでどのようなコードを実行しているか確認できます。

ダイアログのオープン、Webページからのデータ取得、データ入力などOrigin内でのPythonの利用を示すサンプル

他アプリケーションとの連携

OriginProは、オートメーションサーバー(またはCOM, Component Object Model) として機能します。Visual Basic、Microsoft Excel、 National Instruments LabVIEWといったCOMプログラミングをサポートするアプリケーションは、OriginProに接続できるクライアントアプリケーションとして機能します。OriginProに送信されたデータはグラフ化または分析処理後、アプリケーション側に結果として送信されたり、エクスポートされます。

LabVIEWとの接続

OriginにはカスタムLabVIEW VIのライブラリを用意しています。Originの開始や終了、データをOriginプロジェクトや分析テンプレートへ送信、スクリプトコマンドの送信、グラフ作成、プロジェクトの保存などの処理が可能です。

MATLABとの接続

Originは、MATLABのワークスペースファイル(*.MAT)をインポートでき、さらにOrigin内でMATLABコマンドを使えるMATLABコンソールツールを提供しています。このツールを使えば、MATLABの計算能力とOriginの高度なグラフ作成機能の組み合わせて使用できます。

Mathematicaとの接続

Mathematicaリンクを使えば簡単にMathematicaとOriginPro間でワークシートや行列データの送受信が可能です。また、Mathematica式の結果評価や、Mathematica関数を使ったOriginグラフの作成などの操作もできます。

Excelとの接続

XLS、XLSX、XLSM形式のExcelファイルをインポートできます。また、ExcelワークブックをOrigin内に直接開くこともでき、グラフ作成操作も可能です。

ExcelからOriginへデータを送信し、分析・グラフ化 MATLABコンソールを使った連携

お問い合わせ

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問合せフォームよりお問い合わせください。

 

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