再計算機能と分析テンプレート

解析結果を得た後、入力データや分析パラメータを変更して結果を簡単に更新できる機能が再計算機能です。
また、再計算機能を設定した分析結果を含むワークブックを「分析テンプレート」として保存すると、他のデータで同じ分析を実行するとき便利です。

再計算機能

解析結果の再計算機能再計算機能は、ほとんどの解析処理で利用できます。分析機能を使ったバッチ処理を実行する際には、この再計算機能が基盤となります。

  • 入力データが変更されると結果を更新
  • 解析結果の「パラメータの変更」機能で設定済みのダイアログを開き、パラメータを変更
  • 得られた解析結果を、別の解析処理の入力データに使い連鎖的な処理を実行

分析テンプレート

解析結果の再計算機能を含むワークブックは、「分析テンプレート」として利用できます。「分析テンプレート」は、同じ形式のデータに対して同じ分析処理をするときに使ったり、バッチ処理のベースとして使用できます。

分析テンプレートの作成

まず、1つのデータセットに対して、カーブフィットなどの分析を実行します。

分析を実行

任意ですが、得られた結果の表やグラフを組み合わせ、下図のようなシートを作成します。

レポートシートを作成

「ファイル」メニューから「分析テンプレートとして保存」を選択し、拡張子.ogwuまたは.ogwファイルとして保存します。

分析テンプレートとして保存

新しいプロジェクトを開き、「ファイル」メニューの「開く」を選択して、保存したOGWファイルを開きます。

分析テンプレートを開く

他のデータをインポートすると、分析結果が更新されます。

データをインポート

結果が更新

保存した分析テンプレートを使用して、バッチ処理を実行し、複数のデータファイルを一括で解析することも可能です。

なお、1つのワークブック内で分析とグラフ作成のタスクを解決できない場合は、プロジェクト全体を「テンプレート」として使用することもできます。

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