バージョンごとの注目の機能
OriginProは、バージョンが上がるごとに様々な機能が追加され、前と比較するとますます便利になっています。
ここでは各バージョンで追加された機能のうちいくつかをピックアップしてまとめました。ぜひ、お手持ちのOriginProのバージョンと比較してみてください。
以前のバージョンに比べ非常に簡単に作図や計算ができますね。もう少し早くからアップグレードしておけば良かったと悔やんでおります。
操作のやり直し機能が新しく追加されました。また、元に戻す機能も改良され、よりスムーズに作業することができます。
行方向に長い時系列のロングデータ (XY) を列方向のワイドデータ (XYXYXY...) に変換することで、期間を分けたデータのグラフ作成や分析がしやすくなりました。
Originをダークモードで表示できるようになりました。グラフをエクスポートまたはコピーする際には、ダークモードでの表示のままにすることもダークモードを適用せずに実行することもできます。
OriginProの機能を拡張できる無料アプリとして、統計的工程管理向けの機能が追加されました。
フローティングウィンドウ機能が追加され、Originのウィンドウの外側にグラフウィンドウやワークブックウィンドウなどを持ち出すことができます。複数モニタ使用時などデスクトップスペースを最大限に活用できるほか、グラフウィンドウをフローティングした後に別フォルダにあるデータをドラッグ&ドロップでプロットを追加するような操作も可能です。
このバージョンでは、グラフ、レイアウト、ノート、ワークシートセルでのLaTeX数式の挿入機能が組み込まれました。
一つのレイヤで二重Y軸グラフを作図できるようになり、編集操作やデータの分析を簡単に実行できます。
ワークシートをグラフまたはレイアウトウィンドウにきれいな表として挿入できるようになりました。挿入した表はミニツールバーボタンを使ってかんたんにフォーマット編集が可能です。
「クラウドに接続」機能が追加され、クラウドファイルに簡単に接続できるようになりました。
また、ツールバーボタンの「クラウドから開く」を使うと、データ接続せずにテキスト/CSV、Excelを開くことができます。
かんたん設定のグラフエクスポートダイアログが改良されました。
グラフを画像としてコピーして他のアプリケーションに貼り付ける場合の設定ダイアログが追加されました。
作図したグラフに白地図を挿入できます。
また、新しいShapefile Connectorアプリによりシェープファイルのインポートが簡単になりました。
組み込みPython環境がさらに強化されました。
新しいカラーマネージャーツールを使用して、カラーリストとパレットを管理できます。
OriginProの組み込みPython環境が大幅に改善されています。
Origin 2020で追加された機能であるミニツールバーを、ワークブックと行列でも利用できるようになりました。シートや列、セルなどでクリックすると、ミニツールバーが表示され、列の追加や、列の属性設定といった操作をダイアログを開かずに設定できます。
また、グラフのミニツールバーのボタンも新たに追加されました。
グラフ編集機能も改良されました。ドロップラインを表示する位置を指定したり、軸破断記号の形状を変更することができます。
Origin 2020では、大きなテキストファイルのインポート速度が格段に向上しました。プロセッサのマルチコア・アーキテクチャをフル活用することにより、以前のOriginやExcel 2016と比較して10倍以上速くテキストファイルをインポートできるようになりました。
大きなデータセットを散布図として描画する速度が格段に向上しました。通常のXY散布図だけでなく、第3データ列を参照して散布ポイントを色付するカラーマップ散布図でも速度が向上しています。
プロットや軸など、グラフ内の編集したい箇所でクリックするとミニツールバーが開き、ダイアログを開くことなくグラフを編集可能です。
グループ化されたプロットは、グループ全体での編集はもちろん、個別のプロットでも編集できます。また、設定ボタンを押してダイアログを開けば、詳細な設定も可能です。
「データハイライタ―」は機能が搭載され、グラフ中のデータプロットをクリックすると対応するソースデータや、ほかのグラフでのデータポイントを見つけ出すことができます。
また、マウスカーソルをプロットのデータポイント上に置くと、座標値(XYあるいはXYZ)がツールチップとして表示されます。
「スタートメニュー」のボタン(Originアイコン)がOriginウィンドウの左下隅に追加されました。 スタートボタンあるいは「F1」キーを押すと以下の以下のことができます。