代表取締役 社長 能城 博
新年のご挨拶を申し上げます。今年も無事に新年を迎えることができました。
このように新しい年を迎えることができるのも、当社を支えていただいているお客様のおかげであると心より深く感謝申し上げます。
昨年は当社にとって大きな変革の年となりました。4月に株式会社ユビキタスAIの100%子会社となり、当社の商品やサービスを幅広いお客様にご利用いただける機会が増えました。特に当社のMultiSigma、MIPAR、Originは、製造業のお客様が持つデータを処理するのに適しており、生産性向上に寄与するものと思います。本年も株式会社ユビキタスAIと協調・協力して、より良いサービスをお客様に提供できるよう努めて参ります。
当社の今年の目標は「洞察力、構想力、実行力」です。
洞察力は、本質を見抜く力だと思っています。
AIのような新しい技術、労働者不足による無人化・セルフ化、異常気象などの自然災害、戦争など混迷した世の中で、自分自身が進む方向を見極めるには本質を見抜く力が大切です。何が起きているのか、原因は何なのかなど突き詰めて判断できるように洞察力を磨きたいと思います。
洞察力で見極めた物事や現象から、より良い選択をするため、どのような段取りで事業を進めるのか、どのような計画で行動するのかをイメージすることが構想力です。取りうる方法はいくつかあると思いますが、それぞれの方法で考えを組み立てられることが重要です。
そして、構想したことを実行するパワーです。行動力や対応力という言葉でも良いかもしれません。実行するには非常に大きなパワーが必要です。特に新しいものを作り上げるにはより大きな力が要ります。
以上の3つは段階があり、繋がっています。うまくできない場合には、その前段階が弱いのだと思います。1つでも構わないので今年1年間これらを意識して行動すれば自分自身の成長につながると思います。
そして、これが将来お客様に提供するサービスの礎になることを期待しています。
本年もよろしくお願いいたします。
2024年1月
私たちは、以下の「5つの力」の向上に努めます。
「明るく、元気な挨拶をする」ことと「身だしなみ、言葉遣い、所作に気を配る」ことを意識します。挨拶はコミュニケーションの基本であり、人と人が接するときには、まず挨拶が交わされ、身だしなみや所作はビジネスマナーとして身につけたいものです。これらのことは自分の努力で実行できるものだと思います。
そして、同僚の仕事にも関心を持つことで、知恵を出すとか経験を共有する、アイデアを出すなどで、一人の社員がお客様に応対するということではなくチームでお客様の役に立つということにつなげていきます。そして、お客様の話をじっくり聞きます。
私たちは常にお客様の意見に耳を傾け、気持ちを尊重し、理解しようと努力しています。展示会への出展を増やし、お客様と接する機会を多くし、お客様のことを聞きたいと思います。
私たちはお客様の課題を共有し一緒に解決したいと考えています。そのために何が必要なのか、私たちができることは何かをお客様の視点で考え、知恵を絞って解決のためのサービスを提供することが理想です。
私たちは、私たちのこと、私たちの商品のこと、私たちのサービスのことを、お客様にお尋ねし、お客様がどのように感じているのか、お客様の利益を考えて行動します。お客様の利益というのは、金銭的な利益ということだけでなく、当社のユーザであるという利益、当社のサービスを利用して良かったと感じていただけるような利益でもあります。
専門的なテクニカルサポートを提供し、経験豊富なスタッフによるセミナーやトレーニングを提供します。長い期間使用していてソフトウェアに精通しているユーザの方や専門家によるワークショップを開催するなど、当社のユーザ様向けの企画があります。
商品やサービスについてお客様と話すときに耳を傾け、どのような点が良く、どのような点に不満を持っているのかをよく聞き、どのように改善できるのかということを考えていきます。今後も多くの新しい商品や新しいサービスを提供していくことになります。
そして、お客様から信頼されるパートナーになりたいと願っております。
私たちが理想とするサービスを提供するために、私たちは自分たちの知識を増やし、スキルを高めようと努力します。会社も社員教育プログラムを用意しています。データ分析や統計、コンピュータなどの業務に直接関係ある専門分野のスキルを身につけることは当然ですが、それ以外にも業務と無関係の資格取得や検定試験も奨励しています。どのようなものでも構いません。
また、試験では測定できない、計測できないスキルを身に着けるということも重要だと考えています。一般には「○○力」「○○能力」のような表現で言われているものです。質問力とか段取り力のようなものです。こういうものは試験での合否ということでは計測できません。
資格取得や検定試験合格というのは即効性のある評価になりますが、「○○力」といったスキルは徐々に時間をかけて評価され、信頼につながるものだと思います。社員一人一人が自分の得意分野を作って、強みを身に付けてほしいと考えています。
節目節目で自分自身を振り返り、自分が少しずつ成長/変化していることを確認し、小さな積み重ねが長い期間を経て、大きく成長していると実感できるものです。
私たちは取引先に対しては商品、納期、数量が間違いなく納めます。これは当然のことですが、仮に想定外のことが発生しても、それを乗り越えて約束を守るための努力をします。
私たちが提供しているパッケージソフトウェアの開発元は海外にあります。開発元にとって私たちが良きパートナーであれば日本のユーザの意見・要望を製品に反映させることができます。そのため多くの日本のお客様にソフトウェアを使っていただき、当社に機能に関する要望を伝えていただきたいと思います。
更に当社では、開発元の著作物を尊重し、それを守っています。書籍、カタログ、マニュアル、サンプルデータやそれを使った図などは正式な手順・手続きを行った上で、翻訳し日本のユーザに向けて提供しています。
当社は、創業以来、ソフトウェアの日本語化、ガイドブックの作成などをやってきました。最近では、日本語化を必須とは考えていませんが、それでもお客様にとって使いやすい商品にするために、私たちに何ができるのかを考えて、必要に応じて、ソフトウェアの日本語化、ガイドブックの作成を継続的にやらなければなりません。
社員のスキルが向上することで、社員の一人一人の力が会社の新しい力となり、お客様に役立つサービスの提供に結びつき、結果としてライトストーンがお客様にとって価値ある企業となるものと確信しております。
設立 1995年3月
代表取締役 社長 能城 博 (HIROSHI NOJO)
東京理科大学 理工学部 機械工学科卒