一生懸命準備したプレゼン資料。でも、「なんか説得力ないなぁ」とか「結局何が言いたいの?」なんて言われてしまうこと、ありませんか?それ、資料で使っているグラフが原因かも。。
「先輩たちから引き継がれてきた資料のスタイルだから」とか「テレビやインターネットでよく見るグラフだから何となく」といった理由で、よく考えずにグラフを作っていませんか?正しいグラフの選び方とわかりやすい表現方法を知れば、あなたの資料をより説得力のあるものに変えることができるかもしれません。
データを集めただけの単なる数字の集まりでは把握できない情報を、視覚的に伝えるために使うのがグラフです。
具体的な例を見てみましょう。下図は、東京と那覇の平均気温データをグラフ化したものです。グラフからは、「那覇と比べると東京の方が1年を通しての気温差が大きい」「8月の気温は東京も那覇もあまり変わらない」といった、データだけではパッとわからなかった情報が伝わってきます。
では、同じデータで円グラフを作ってみます。下図のように「それっぽい」グラフはできるのですが、これを見ても、「え?だから何?」と思うのではないでしょうか。
このように、同じデータであってもグラフタイプの選択によって「伝わるグラフ」と「よくわからないグラフ」になるのがわかります。
グラフを使うときに大切なのは、グラフを見る人に何を伝えたいのか、そして、どのように表現すれば端的に伝わるか、です。この点に気を付けて作成されたグラフは、「私はこう思う」「私はこう考える」という意見を促してくれます。
とは言うものの、「色んなグラフ種類があってどう使い分けたらいいのか、、」と思う方もいるでしょう。実はそれぞれに得意な表現があるので、それさえ押さえれば一瞬で伝わるグラフを作れます。下表は、グラフの目的に応じたグラフタイプについてまとめたものです。