等高線図(等値線図)

等高線(等値線)とは、ある図面上あるいは地図上で、値が等しい点を結んだ線のことで、一定の値ごとに等高線を描いた図のことを等高線図、あるいは等値線図と呼びます。単に線を引くだけでなく、右の図のように等高線と等高線との間を塗りつぶし、値ごとに段階的に塗り分けて表示することもあります。

気温や気圧といった天気・気象データや、高さや深さなどの地形データはもちろん、温度や圧力、厚みといった実験データの分布状況を視覚的にとらえやすいため、様々な分野で幅広く利用されているグラフ形式です。

Originでは、ワークシートに用意したXYZデータから、あるいは、表形式でXYZデータを入力した行列データからも等高線図を作成できます。

別名:イサリスミックマップ、コンター図、コンターマップ、等深線図、等圧線図、等充線図、アイソプレスマップ、等時線図、アイソクロンマップ、カラーマップなど

Originの等高線図のバリエーション

ほかのグラフを重ね合わせて表示

等高線図にベクトル図や散布図といった他のプロットを重ね合わせて表示できます。

等高線図に風速と風向を示すベクトル図を重ね合わせて表示

複数の等高線図を並べて配置

複数の等高線図を作図後、統合して一つのグラフとして表示できます。

6つの等高線図(等値線図)を統合して表示して雨滴スペクトルの経時変化を表現

極座標の等高線図

極座標等高線図を作図可能です。(θ, r, Z)あるいは(r, θ, Z)のデータどちらからでも作図できます。

極座標の等高線図(半導体ウエハの厚みを示した等高線図)

境界データを設定

XYZデータから作図した等高線図について、境界となるデータを指定して表示できます。

アメリカ合衆国大陸部の1月の平均気温を示した等高線図

Z値がテキストデータの等高線図

XYZデータにおいて、Zがカテゴリカル(テキスト)データの場合も等高線図を作図可能です。

Zがカテゴリカル(テキスト)データの等高線図とカラーマップ散布図の重ね合わせ

三角座標の等高線図

三角座標のXYZZデータからも等高線図を作図可能です。

三角座標のXYZZデータをプロットした3点等高線図に散布図を重ね合わせ

サンプルデータ

Originの「ヘルプ」メニューから「ラーニングセンター」を開き、様々なサンプルグラフを確認できます。ダイアログの上にあるドロップダウンで、「等高線図」を選択し、サムネイル画像をダブルクリックすると開けます。
※Originをお持ちでない場合は、無料の体験版でお試しいただけます

ラーニングセンターでサンプルデータを開く

開くと、グラフと実際のデータがあるので、ワークシートや行列どのようにデータを持てばよいかや、簡単な作図方法なども確認できます。

等高線図(等値線図)のサンプルデータ

等高線図ではグラフをダブルクリック開く「作図の詳細」というダイアログから色分けするレベルの設定を行ったり、色自体を変更したりなど、細かい部分も簡単に設定することができます。

作図の詳細で等高線図の設定を編集

等高線図の色設定について、さらに詳しい手順や情報はこちら

テクニカルサポート

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問合せフォームよりテクニカルサポートまでご連絡ください。

その際、必ず「製品名」「バージョン」「シリアル番号」をご連絡ください。

 

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