OriginProの機能
OriginProでは、Originのすべての機能に加えて、解析機能における追加ツールを使用できます。ピークフィッティングや信号処理、統計の機能を使用する場合は特にPro版でのご利用がお勧めです。無料で配布されているアプリについてもPro版でのみ利用可能なものがあります。
OriginProでのみ利用可能な解析機能の追加ツールを以下にリストアップしています。
カーブフィット
モデルのランク付け
1つのデータセットを複数の関数でフィットし、F検定やAIC/BIC検定を使ってフィット結果を比較
データセットの比較
2つのデータセットに対し、同じ関数でフィットした結果を比較
陰関数フィット
直交距離回帰(ODR, orthogonal distance regression)アルゴリズムを使用した陰関数でのフィット
X/Yエラーデータを使用したフィット
Xエラー付の線形フィット
3つの計算手法、York、FV、Demingから選択してフィット
曲面フィット
- 20以上の組み込み関数
- ユーザが関数を作成可能
- 複数ピークフィット
- ピークの自動検出
- フィット曲面に基づき、あるXY値からZ値を算出
ピーク分析
ピークアナライザーによるピークフィット
- 様々な手法によるピーク検索とフィット
- 組み込み関数およびユーザが作成した関数を使用
- 複数ピークがある場合、それぞれのピークを異なるフィット関数でフィット
- 境界や制約条件を付けてフィット処理をコントロール
- ピークパラメータの固定および共有
- ピークパラメータに加えベースラインパラメータを変化
バッチピーク分析
- テーマや分析テンプレートを使用したピークフィットのバッチ処理
- データセット名とピーク分析結果を要約した表を作成
統計
記述統計
クロス集計、分布フィット、相関係数、部分相関係数
ANOVA
三元配置分散分析、繰り返し測定の一元、二元配置分散分析
仮説検定
行に対するt検定(対の標本、2標本)、分散の検定(1標本、2標本)、比率検定(1標本、2標本)
ノンパラメトリック検定
Wilcoxon符号順位検定 (1標本、対の標本)、対応のある符号検定 、Mann-Whitney検定、2標本のKolmogorov-Smirnov検定、Kruskal-WallisのANOVA、Moodのメディアン検定
多変量解析
主成分分析(PCA)、クラスター分析(階層的、K-means法)、判別分析 、部分最小二乗(Partial Least Squares)
生存分析
カプランマイヤー推定法、Cox比例ハザード回帰 、ワイブルフィット
ROC曲線
検出力とサンプルサイズ
信号処理
短時間フーリエ変換(STFT)
ヒルベルト変換
2D FFT/2D IFFT
ウェーブレット分析
連続ウェーブレット変換、分解、再構成、ノイズ除去、スムージング、Multi-Scaleウェーブレット分解、2Dウェーブレット変換
コヒーレンス
包絡線
デシメーション
立ち上がり時間ガジェット
ステップ状の信号の立ち上がり/降下時間を分析
数学処理
アプリ
OriginProでのみ使用可能な様々なアプリを用意しています。