Origin: 動画で学ぶ操作方法
グラフ作成 Part 1 (Creating a Graph:Part 1)
概要 | ワークシート内のデータから図を素早く作成する方法を紹介します。Part1では、すでに存在しているグラフに、ワークシートからデータをドラッグアンドドロップして図を追加します。また、複数の折れ線グラフをグループ化し、簡単に色を変更する方法も紹介します。 |
サンプルデータ(S15-125-03.dat等)をダウンロード | |
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1. 選択したデータからの素早い作図
ワークシート内の選択したデータから図を素早く作成する方法を紹介します。はじめに、すでに存在しているグラフに、いくつかのインポートしたデータからの図をドラッグアンドドロップしてデータを追加する方法を紹介します。
- これには、最近インポートしたファイルに戻り、別のチュートリアルで保存したASCインポートテーマを選択します。
- 3つのサンプルファイルを選択します。複数ファイルのインポートテーマの設定はこれら3つのファイルをインポートする際に使用されます。
[標準ツールバー上のインポートウィザードボタン をクリックします。ファイルの右側にあるブラウズボタンをクリックし、サンプルデータS15-125-03.dat, S21-235-07.dat, S32-014-04.dat を選択します。]
- 各ファイルは、同一のワークブック内の違うワークシートにインポートされます。
ファイル名は、ワークシート名が使用されます。これから、Delta Temperature列、Magnetic Field列、Position列 から3つのレイヤグラフ作成します。X列であるTime列は選択する必要はありません。なぜならOriginはY列と結びついたX列に対して、これら3つのY列データを自動的に作図するからです。
- 3つのY列を選択したら、作図メニューから複合図:三重Y:Y-YYを選択します。
ワークシートに戻って別のグラフを作成してみましょう。各ワークシートからDelta Temperature列の折れ線グラフを作成します。
- このシート内のDelta Temperature列を選択し、作図メニューから線図:折れ線を選択します。
- このウィンドウを縮小しワークシートの右横に並べます。
- ワークシートに戻り、別のワークシートのDelta Temperature列を選択し、ドラッグアンドドロップでデータをグラフ内に持って行きます。
- 最初のワークシートにも同じことを行います。これは、グラフにデータを簡単に追加できる方法のひとつです。
ところで、この3つは区別がはっきりしません。グループ分けをして色を変更させましょう。
- そのためにはまずレイヤアイコンをダブルクリックし、作図のセットアップダイアログを開きます。
- Shiftキーを押しながらレイヤ内の3つのデータをすべて選択し、右クリックで「グループ化」をクリックします。
- OKをクリックすると色が変更されているのがわかります。
- 凡例を更新するには、グラフ操作メニューの凡例の更新を選択し、「凡例の自動更新モード」のデフォルト設定は「コメントを使う」となっていますがコメントは空欄なので代わりにロングネームがデフォルトとなっています。3つのロングネームは同じなので、ここではワークシート名を凡例に使用する必要があります。
- ドロップダウンリストから「カスタム」を選択し、@WS
と入力し、OKをクリックします。凡例がワークシート名に更新されました。
[インポートモードのドロップダウンリストで「シートを新たに作って読み込む」を選択します。] - 次のページにいきます。
[進むボタンをクリック]
このページでは対象のワークシート名とワークブック名の変更方法を指定ことができます。
- ファイル名をワークシート名にしたいので「ファイル名をワークシート名にする」チェックボックスにチェックを付け、この名前の変更グループの他のチェックは外します。
- フィルターの他の設定は適切なので「完了」をクリックし、インポートウィザードで残りのインポート処理を行います。
- 3つのワークシートのあるワークブックができます。シート名がファイル名になっています。
- グラフを作ってみましょう。
[S32-014-4ワークシートをアクティブにします。] - このワークシートにはY列が3列あります。3Y軸のグラフを作成してみます。
[Y列を3列とも選択します。メニューの作図:複合図:三重Y:Y-YYを選択します。]
作図の前に、Time列を選択する必要が無いことに注意しましょう。理由は、OriginはワークシートのX列に対するY列を自動的に作図するからです。
3つのワークシートのあるワークブックができます。シート名がファイル名になっています。グラフを作ってみましょう。
- このワークシートにはY列が3列あります。3Y軸のグラフを作成してみます。
X列であるTime列は選択する必要はありません。なぜならOriginはY列と結びついたX列に対してこれら3つのY列データを自動的に作図するからです。
すでにあるグラフにドラッグアンドドロップでデータを追加し、作図する。
すでにグラフがある場合、データをドラッグアンドドロップで追加するだけで作図することができます。簡単な折れ線グラフを使ってやってみましょう。
- データ列を選択し、折れ線ボタンをクリックします。
[2列目のみ選択し、2Dグラフギャラリーツールバーの折れ線 ボタンをクリックします。ワークブックの右隣にグラフをおきます。] - 2番目のワークシートにいきます。このワークシートの2列目のデータをグラフに追加したいので2列目を選択します。列ヘッダの右端にカーソルを合わせるとカーソルがこのように変わるのがわかります。これはデータをグラフにドラッグアンドドロップができるということを表しています。
[2番目のシートをアクティブにします。列Bを選択しが出てくるまでカーソルを列ヘッダの右エッジに置きます。] - マウスの左ボタンを押したまま、グラフ上でまでドラッグし、マウスボタンを離します。新しい折れ線グラフが追加されました。
- 3番目のシートの2列目にも同じことを繰り返します。
[3番目のワークシートをアクティブにして、2列目をグラフにドラッグアンドドロップします。]
3つの曲線ができました。ここでグループ設定を行うことができます。図をグループ化すると、例えば、異なる線の色は、グループ内の異なる曲線に使用されます。作図のセットアップダイアログで、このグラフ内の曲線をグループ化しましょう。
- レイヤアイコンをダブルクリックしてダイアログを開きます。
- プロットリストが開きます。ここではすべてのデータプロットをここでは選択したいので、Shiftキーを押したまま、全てのデータプロットを選択します。
- グループ化するには、右クリックでグループ化を選ぶ、OKをクリックしてダイアログを閉じます。
- 線の色が変わっているのは、色リストが自動的に色を設定するのに使用されているからです。グラフの凡例を更新しましょう。
[メニューからグラフ操作:凡例の更新を選択し、デフォルト設定のままOKをクリックしグラフ凡例を更新します。]