同じ形式のグラフを簡単に作図(バッチ作図)
1対のXYデータを使用してグラフを作図、編集し、同じワークシート上の別のYデータを使用してグラフを複製する「バッチ作図」の操作をご案内します。バッチ作図の操作だけでなく、フォーマットの適用やテーマオーガナイザを使用した効率的なグラフ編集操作もご紹介していきます。
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操作方法
- サンプルデータのA列をX、B列をYとして作図後編集し、他のYデータを使ってバッチ作図します。B列を選択して「作図:基本の2Dグラフ:線+シンボル」を選択してグラフを作図します。
- 作図したグラフを編集していきます。他のデータでプロットした場合もYスケールを共通にしたいので、Y軸上でダブルクリックして開くダイアログの「スケール」タブで「開始」を0、「終了」を70にし、「主目盛」の「値」を10にして「OK」をクリックします。
- Y軸上でクリックして開くミニツールバーの「目盛のスタイル」ボタンで軸目盛の向きを「内側」にします。
- 同じようにY軸上でクリックして開くミニツールバーの「フォーマットを適用:スタイル」と選択し、他の軸も同じスタイルに統一できます。
- プロット上でクリックして開くミニツールバーの「線の色」ボタンを使用して線の色を青にし、「線を太く」ボタンをクリックして太くします。また、「シンボルの形状」ボタンをクリックしてシンボルを丸型に変更します。
- Originのウィンドウ右側のツールバーにある「アンチエイリアシングの有効/無効」ボタンをクリックしてグラフの画面上の表示を滑らかにします。
- グラフ上の何もない部分でクリックして開くミニツールバーで「レイヤ枠」ボタンをクリックして枠線を表示します。
- 凡例をドラッグして移動し、グラフの編集が完了しました。
- 他のデータを使って同じフォーマットのグラフを簡単にバッチ作図していきます。グラフウィンドウのタイトル部分で右クリックして「複製(バッチ作図)」を選択します。
- 開いたダイアログで「バッチ作図するデータ」で、作図したい他のデータがある場所を指定します。ここでは「列」を選択します。
- リストから、バッチ作図したいデータを選択します。ここではCTRLキーを押しながら全てを選択します。
- 新しいデータで作図後に軸を再スケールする場合は「軸の再スケール」にチェックを付けます。今回はチェックを外した状態にします。
- 「OK」をクリックすると、バッチ作図が実行され、各Yデータでのプロットが作成されます。
- 「ウィンドウ」メニュー「左右に並べる」を選択すると、作図されたグラフを全て並べて表示できます。
- 最後にフォントを一括で変更していきます。「環境設定:テーマ・オーガナイザ」を選択してダイアログを開きます。
- 「Times New Roman Font」を選択し、「テーマを適用」ドロップダウンで「フォルダ中のグラフ」にして「今すぐ適用」をクリックすると、全てのグラフのフォントを一括で変更して「閉じる」をクリックします。