テンプレートで同じ書式のグラフを作成

この動画では、編集済みのグラフをテンプレートとして保存し、同じ書式のグラフをいつでも作成できる方法をご案内しています。作図メニューで作成されるグラフの書式を上書きする方法や効率的なグラフ編集操作についてもご紹介しています。

右下の拡大ボタンボタンで画面を大きくし、設定ボタンで解像度720以上の設定にしてご覧いただくことをお勧めします。

操作方法

グラフテンプレートを新規作成

  1. グラフテンプレートを作成すると、同じ書式のグラフをいつでも作図できるようになります。
  2. まず、テンプレートとして保存したいグラフを準備します。サンプルOPJUファイルのBook1のB列を選択し、「作図:基本の2Dグラフ:折れ線」を選択して作図します。このグラフを編集していきます。
  3. プロット上でクリックして開くミニツールバーの「線を太く」ボタンをクリックして太くします。同じミニツールバーの「線の色」ボタンで線の色を青色に変更します。
  4. Y軸上でクリックして開くミニツールバーの「グリッド線を表示」ボタンで「両側」を選択します。
  5. 同じミニツールバーの「目盛のスタイル」ボタンで軸目盛の向きを「内側」にします。
  6. 再度、ミニツールバーの「フォーマットを適用:スタイル」と選択し、他の軸も同じスタイルに統一できます。
  7. 「環境設定:テーマ・オーガナイザ」を選択して開くダイアログでさらに編集していきます。
  8. 「All Axis On」を選択して「今すぐ適用」をクリックし、上と右の軸を表示します。
  9. 同様に「AntiAliasing」を選んで「今すぐ適用」をクリックし、画面上のプロットの表示を滑らかにします。
  10. 最後に「Times New Roman Font」を選択し、「今すぐ適用」をクリックしてフォントを一括変更します。
  11. この書式のグラフをテンプレートとして保存します。グラフウィンドウのタイトル部分で右クリックして「テンプレートの新規保存」を選択します。
  12. 「カテゴリ」を「UserDefined」にし、「テンプレート名」を必ず変更します。ここでは「BlueLine」とします。
  13. 「OK」ボタンをクリックしてグラフテンプレートを保存します。
  14. 保存したグラフテンプレートを使って作図してみます。
  15. 今度はBook2のデータを使用します。B列のデータを選択して「作図:ユーザテンプレート」を選択します。メニューに保存したテンプレート「BlueLine」が表示されるので、選択すると、保存した書式の通りのグラフが作図されます。
  16. テンプレートは作図メニューからいつでも利用できるため、プロジェクト内のデータでなくても作図可能です。
  17. 左上の「新規プロジェクト」ボタンをクリックして現在のプロジェクトを閉じます。
  18. サンプルデータのLinear Fit.datをOrigin上にドラッグ&ドロップしてインポートします。
  19. B列データを選択して「作図:ユーザテンプレート」から保存したグラフテンプレートを作図すると、先ほどと同じ書式でグラフを作成できました。

デフォルトグラフテンプレートを上書き

  1. テンプレートを新規保存せず、上書きした場合、「作図」メニューのグラフタイプを選択するだけで、指定の書式のグラフを作成できます。
  2. 先ほどと同様に、グラフを準備します。C列を選択し、「作図:基本の2Dグラフ:散布図」を選択して作図します。
  3. グラフを編集します。プロットをクリックし、「シンボルの形状」ボタンをクリックしてシンボルを丸型に変更します。
  4. 同じミニツールバーで「線の色」ボタンをクリックして線の色を赤色に変更します。
  5. グラフ上の何もない部分でクリックして開くミニツールバーで「レイヤ枠」ボタンをクリックして枠線を表示します。
  6. プロットをクリックし、「フィット曲線追加」ボタンから「線形フィット曲線」選択してフィット線を表示します。
  7. ウィンドウタイトルバーで右クリックして「テンプレートの保存」から上書き保存できます。
  8. デフォルトテンプレートを上書きして問題ないか確認するメッセージが表示されます。「OK」をクリックして保存します。
  9. では、D列のデータを選択して、「作図:基本の2Dグラフ:散布図」を選択して作図してみます。先ほど上書き保存した書式でグラフが作成されます。

上書きしたテンプレートを元の戻す

  1. 上書きしたテンプレートをもとに戻すには、保存したグラフテンプレートを削除します。
  2. ウィンドウタイトルバーで右クリックして「テンプレートの新規保存」を選択し、テンプレート名を確認します。今回は散布図なので「Scatter」です。
  3. ダイアログを閉じ、「ヘルプ:フォルダを開く:ユーザファイルフォルダ」を選択します。
  4. 先ほど確認したテンプレート名で拡張子「.otpu」のファイルを探し、削除します。
  5. 再度、D列のデータを選択して、「作図:基本の2Dグラフ:散布図」を選択して作図すると、Originのデフォルトグラフテンプレートで散布図が作図されました。

参考ページ

page_top_icon