線形フィット線からX/Yを検索
Origin/Proの線形フィット機能では、取得したフィット線で、任意のY値に対するX値および、任意のX値に対するY値を検索するためのオプションが利用できます。この動画では、検索された座標データを元データのグラフに追加して表示する操作もご案内しており、検量線の作図にも便利です。
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サンプルデータをダウンロード（ZIP形式 24.1 KB）操作方法
- サンプルデータのBook1のB列をYデータとして作図したグラフ（Graph1）で線形フィットを実行し、得られたフィット直線で、任意のY値からX値を検索または、任意のX値からY値を検索します。
- グラフウィンドウをアクティブにして、メニューから「解析：フィット：線形フィット」を選択します。
- 開いたダイアログで、入力データの項目を確認すると、Graph1が選択されていることがわかります。
- 「X/Y検索」タブを開き、「YからXを検索」、「XからYを検索」にチェックを付け、フィット後に値を検索できるようにします。
- 「OK」ボタンをクリックして実行し、レポートシートを表示します。
- 切片や傾き、決定係数などのフィット結果は「FitLinear#」シートにまとめて表示されます。X/Y検索を有効にしたので、Y値からX値を検索するシート（FitLinearFindXfromY）とX値からY値を検索するシート（FitLinearFindYfromX）も出力されます。
- 「FitLinearFindXfromY」シートを開き、A列にY値を入力すると、フィット直線から対応するX値が計算されます。Y値は複数入力できます。
- 計算されたデータを散布図として元のグラフに追加してみます。数値を入力した「FitLinearFindXfromY」シートのA、B列を選択し、カーソルを選択範囲の右側に移動します。カーソルの表示が変わったら、Graph1までドラッグ&ドロップするとプロットが追加できます。
- 追加したプロットをクリックして開くミニツールバーを使って、シンボルを赤色の円形にします。
- ドロップラインを表示します。プロット上でダブルクリックして「作図の詳細」ダイアログを開きます。「ドロップライン」タブを開き、「水平」と「垂直」にチェックを付け、線種を両方「破線」に変更し、「OK」ボタンをクリックしてドロップラインを表示します。
- A列に入力しているYデータを変更したり、追加した場合グラフ上のプロットも更新されます。
- 同様に、「FitLinearFindYfromX」シートでも、A列にX値を入力すると、フィット直線から対応したY値が計算されます。
