コントラスト -Contrasts-

Stataはほとんどの推定コマンド実行後、カテゴリ変数とその交互作用を伴うcontrastsの計算を行うことができます。新たなcontrastコマンドは一群のcontrast演算子を用意しているので、reference-level contrasts、adjacent contrasts、Helmert contrasts、orthogonal polynomial contrastsといった名前付きcontrastsの指定が簡便に行えます。ユーザ独自のcontrastsを指定することもできます。contrastはこれらのcontrastsに対する結合検定を実行することができ、主効果、交互作用効果、単純効果、ネスト効果に対するANOVAスタイルの検定結果を出力することができます。

カテゴリ変数が応答にどう関係しているかに関する問いに答えるためにcontrastsを用いることができます。

. regress y i.agegroup

ar.演算子によって指定されるreverse adjacent contrastsを用いることによって、任意の年齢群が直前の年齢群と結合できるかどうかを検定することができます。

p.演算子によって指定されるorthogonal polynomial contrastsを用いると、線形、2次式、3次式、4次式のトレンドの有無を検定することができます。

2元のモデルをフィットさせた場合には、

. regress y agegroup##sex

主効果と交互作用効果について検定を行うことができます。

このケースの場合、同じ結果はanovaによっても得ることができます。しかし、contrastは他のタイプのモデルに対しても主効果と交互作用効果に関する検定を行うことができます。

 それぞれの年齢群内において、男女間でセル平均推定値に差があるかどうかを検定することもできます。

margins(開発元StataCorp.)コマンドはcontrast演算子をもサポートしたため、ロジスティック回帰後の周辺予測確率といった、このコマンドで指定できる任意のマージンに対するcontrastsを求めることができます。

時系列分析における新機能についてはこちら(開発元StataCorp.)をご参照ください。

Stata 12で追加された新機能の詳細についてはこちらを参照ください。

'Stata is a registered trademark of StataCorp LLC, College Station, TX, USA, and the Stata logo is used with the permission of StataCorp.'

Stata is a registered trademark of StataCorp LLC, College Station, TX, USA, and the Stata logo is used with the permission of StataCorp.

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