記述統計量の表作成のための新しいコマンド、dtable
が導入されました。表は次の形式に直接出力できます。
グループや時間によって変化する処置効果を推定します。
グループ逐次デザインは適応的デザインの一種で、治療が有効または無効であるという有力な証拠を見つけた際、早期に試験を中止することを可能にします。
新しい推定コマンド meta meregress
と meta multilevel
が導入されました。研究全体の効果量を合わせるだけでなく、グループの入れ子関係を考慮し、異なる階層レベルの効果量間の変動性を評価できます。
メタ分析の meta esize
コマンドはこれまで二標本のバイナリデータまたは連続データのみに対応していましたが、Stata 18からは一標本のバイナリデータも取り扱えるようになりました。一般に「有病率のメタ分析」と呼ばれる分析を行えます。
線形モデルの標準誤差と信頼区間を求める新しいオプションが追加されました。クラスター数が少ないデータや、クラスターごとの観測数が不均等なデータに対して、より信頼性の高い標準誤差を得られます。
クラスター数が少ないデータや、クラスターごとの観測数が不均等なデータに対して、ロバストな推論を行うための wildbootstrap
コマンドが追加されました。線形回帰モデルからのパラメータに関する単純・複合線形仮説の検定のためのワイルドクラスターブートストラップp値および信頼区間を計算します。
Stata 17以前のバージョンではセミパラメトリックな区間打ち切りCox比例ハザードモデルに対応していました。Stata 18からは区間打ち切りCoxモデルで時間変化する共変量を使用できるようになりました。適合度プロットや生存関数のプロット、相対ハザードの予測も行えます。
Coxモデルで多くの潜在的な共変量がある場合に、モデル選択や予測にLassoを使用できるようになりました。
曝露の相互作用でリスクはどう増えるのかを調べます。
新しい ivqregress
コマンドは、結果の分位点をモデル化すると同時に、操作変数を用いて内生性から生じる問題をコントロールすることができます。
Stata 16で導入された、複数のデータセットを同時に扱う「フレーム」機能がさらに強化されました。現在開いているデータセットに、他のデータセットの変数を呼び出して分析に使用できるようになりました。
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