ベイズ予測とは事後予測分布を利用してシミュレーションを行うものです。この手法はモデルのフィットを吟味し、アウトオブサンプルの予測に適しています。
bayesmh
コマンドでモデルをフィットした場合、bayespredict
コマンドを利用することでシミュレーションの予測値やその関数を計算し、それらを新たなデータセットとして保存できます。
例えば次のように入力します。
具体的な使用例
例えば次のように入力します。
. bayespredict (ymin:@min({_ysim})) (ymax:@max({_ysim})), saving(yminmax)
このコマンドはシミュレーションした値の最大/最小値を求めます。この他にも予測値の要約統計量を調べる場合にbayesgraph
などの推定後に利用するコマンド群が用意されています。
bayespredict
コマンドは数千個のシミュレーション値から新たなデータセットを作成します。
もちろん、全てのシミュレーション値が必ずしも必要とは限りません。
そのようなケースでは事後分布による要約統計量として平均や中央値などをbayespredict, pmean, bayespredict, pmedian
といったコマンドで求めることができます。
また、シミュレーション値からのランンダムサンプリングもサポートしています。
モデルの適合度を評価する場合には、事後分布による予測p値(PPP/ベイズ予測p値)を利用します。
PPPは観測値とシミュレーション値の一致度を計測する指標であり、新しいコマンドbayesstats ppvalues
を用いて求めます。
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