Originのカスタムルーチンボタンを使うと、簡単にボタンにコマンドを登録できます。コマンド入力が必要なので「自分にはハードルが高い…」と思う方もいるかもしれませんが、必ずしも長いコードが必要なわけではなく、操作はとても簡単なので是非お試しいただきたい機能です。
よく使う機能をボタンに登録して、日々の業務を少しでも効率化しませんか?
ここでは、新しいシートを作成するためにカスタムルーチンボタンを設定する操作をご紹介します。
実はOriginの標準のボタンには、新規シート作成のボタンはありません。そのため、シートを追加したいときはシートタブを右クリックして「追加」を選択して追加するのですが、この方法だと複数シート追加したいときに大変なので、ボタンにコマンドを登録してみます。
カスタムルーチンボタンはユーザが簡単にボタンを作成できるように用意されているボタンです。特に設定をせずにクリックした場合は、メッセージが表示されるだけで、何も変化はありません。
newsheet;
カスタムルーチンボタンに設定して使うと便利なサンプルコードをいくつか用意しました。
colmove operation:=right;
sparklines;
deconv -d;
pa -d;
Originのほとんどのダイアログは、(Xファンクション名) -d; と入力することで開けます。Xファンクション名は、ダイアログを開いたときのタイトルバーの後半、:の後に表示されています。
また、ダイアログでの設定がある程度決まっている場合は、「スクリプトの生成」機能を使ってスクリプトを作成すると簡単です。
layer.x.type = 2;
themeApply2g theme:= "Ticks All In";
カスタムルーチンボタンの他にも、Origin内に自作のボタンを配置する方法もあります。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問合せフォームよりテクニカルサポートまでご連絡ください。
その際、必ず「製品名」「バージョン」「シリアル番号」をご連絡ください。