拡大グラフ、ズーム、データ抽出

Originで作成したグラフについて、その拡大グラフの作り方や、ズーム、拡大グラフとして表示したプロット範囲のデータを抽出する方法をご紹介しています。動画では、Origin 2023b以降のバージョンで可能になったミニツールバーを使った拡大グラフの作成操作もご案内しています。
※字幕のみの動画(音声なし)

右下の拡大ボタンボタンで画面を大きくし、設定ボタンで解像度720以上の設定にしてご覧いただくことをお勧めします。

操作方法

拡大グラフの作成

  1. 2023b以降のバージョンで拡大グラフを作成するには、既存グラフの拡大したい部分をマウスで囲みます。
  2. 表示されるミニツールバーの右側のボタン「別グラフで拡大」をクリックすると拡大グラフが作成されます。
  3. 元のグラフに表示された矩形をサイズ変更すると、拡大グラフの表示も更新されます。同様に、矩形を移動すると、拡大グラフの表示範囲も更新されます。
  4. 2023bより前のバージョンでは、左側のツールバーにある「スケールイン」ボタンをクリックし、Ctrlキーを押しながら拡大したい範囲をドラッグして囲むと同じように拡大グラフが作成されます。

ホットキーを使用したズーム、パン(移動)操作

  • X方向で拡大/縮小→Z+マウスのホイールを回転
  • X方向のパン(移動)→X+マウスのホイールを回転
  • Y方向で拡大/縮小→Shift+Z+マウスのホイールを回転
  • Y方向のパン(移動)→Shift+X+マウスのホイールを回転

アプリ「Extract XY Data from Graph」で拡大グラフ上のデータを抽出

  1. 2023b以降で利用可能なアプリを使用して、拡大グラフで表示している範囲のデータだけを抽出できます。Originの右側にある「アプリ」タブにカーソルをのせ、「アプリの追加」をクリックします。
  2. アプリセンターが開いたら、上部の検索バーで「抽出」を入力してアプリを検索します。
  3. 表示されたリストから「Extract XY Data from Graph」を探し、ダウンロード&インストールします。インストール完了後アプリセンターを閉じます。
  4. 拡大グラフをクリックしてアクティブにし、再度Originの右側にある「アプリ」タブにカーソルをのせ、「Extract XY Data from Graph」アプリのアイコンをクリックします。
  5. ダイアログが開いたら「Only Extract Visible Data in Current Layer」にチェックを付け、レイヤ内に表示されたデータのみ抽出するように設定します。
  6. 「OK」ボタンをクリックすると、新しいブックに抽出されたデータが出力されます。抽出データのB列を選択して「作図:基本の2Dグラフ:折れ線」を選択して作図すると、拡大グラフと同じデータであることを確認できます。

参考ページ

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