グラフ上でデータを絞り込み(スライサー)

Originのバージョン2025以降、スライサーの機能を使用してワークシートにあるソースデータを変更することなく、グラフに直接フィルタを適用することができます。これにより、異なる条件におけるデータの比較が手軽に行えるようになりました。
この動画ではスライサー機能の使用方法やフィルタ条件の変更方法などをご紹介しています。
※字幕付き動画(BGMのみ)

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操作方法

  1. バージョン2025以降、スライサー機能を使ってグラフ上で直接フィルタを適用してデータを絞り込めます。このワークブックのデータは様々な国の自動車のデータです。
  2. XとしてG列、YとしてC列のデータをプロットしたGraph2にフィルタを適用してみます。
  3. グラフウィンドウ上部にマウスカーソルを移動し、カーソルの表示が変わったらクリックします。表示されたツールバーの「データスライサー」ボタンをクリックします。
  4. ダイアログの「列1」、「列2」でフィルタをかけたい列を選択します。ここでは、H列(国)とI列(ラグジュアリーカーか否か)を選択します。
  5. 「プロットを複製」を「複数のレイヤ」にし、各グラフに別のフィルタ条件を設定できるようにします。
  6. 列数、行数の設定では、複製したレイヤをどのように配置するか指定できます。ここでは2×1で横に2つのレイヤを並べる設定にし、「OK」をクリックします。
  7. グラフにフィルタが適用され、指定した通り、2つのグラフレイヤが横に並んだ状態で表示されました。
  8. 左側に表示されたパネルで、各レイヤに適用されたフィルタの条件を変更できます。ドロップダウンで条件を選択するとグラフが更新されます。
  9. グラフページ上部でクリックしてツールバーを表示し、「レイヤフィルタタイトルの追加」をクリックします。各レイヤに、フィルタ条件を表示したタイトルが追加されます。
  10. レイヤごとにフィルタ条件を変更できるので、異なる条件におけるデータの比較が手軽に行えます。
  11. この例ではテキストデータにフィルタを適用しましたが、次は数値列にフィルタを適用した場合をみてみます。
  12. Graph2を最小化し、最小化してあるGraph3を開きます。
  13. グラフウィンドウ上部でクリックし、開いたツールバーの「データスライサー」ボタンをクリックします。
  14. フィルタをかける列を選択します。ここでは、「列1に」E(重量)列を選択します。
  15. 「プロットの複製」は、「なし」のまま「OK」をクリックします。
  16. 左側のパネルでフィルタ条件をクリックすると、ダイアログが開き、値の範囲を指定してフィルタ条件を変更できます。OKをクリックすると条件に応じてプロットが更新されます。
  17. 左パネルのフィルタ上で右クリックすると、フィルタを無効にしたり、列を変更できます。「フィルタ列を変更:A(X):Year」と選択すると、年のデータを使ってフィルタを適用できます。
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