最適なフィット関数を見つけ出す(モデルのランク付け)
Origin/Proの非線形曲線フィット機能で利用できるフィット関数は100種類以上あります。この動画では「モデルのランク付け」機能を使用して、データに最もフィットする関数を見つけ出す操作をご案内しています。なお、「モデルのランク付け」はOriginProの機能です。通常版では利用できません。
※字幕付き動画(音声なし)
右下のボタンで画面を大きくし、で解像度720以上の設定にしてご覧いただくことをお勧めします。
操作方法
Originで利用できるフィット関数は100種類以上ありますが、データに最もフィットする関数を見つけ出す機能として、「モデルのランク付け」機能を利用できます。
※「モデルのランク付け」はOriginProの機能です。
- フィットを実行するXYデータの列を選択し、「解析:フィット:モデルのランク付け」を選択します。
- 開いたダイアログで、関数の「カテゴリ」を選択します。今回は指数関数でフィットを実行するので、「Exponential」カテゴリを選択します。
- 「関数リスト」に、このカテゴリにあるフィット関数の一覧が表示されます。CTRLキーを押しながらクリックすると複数のフィット関数を選択できます。ここでは、ExpDec1、ExpDec2、ExpDec3、ExpDecay1、ExpDecay2、ExpDecay3を選択します。
- 「フィット結果オプション」で結果に出力する項目を選択できます。ここでは、全て選択します。
- 「OK」ボタンをクリックして実行します。
- 「RankResults1」シートに結果が出力され、当てはまりが良い順にフィット関数が表示されます。フィットの良さの指標である、AIC(赤池情報量規準)、BIC(ベイズ情報量規準)、補正R二乗などが出力されます。
- 最もフィットする関数については、「FitNL1」シートにフィット結果が出力され、各パラメータの値やフィット曲線のグラフなどを確認できます。グラフはダブルクリックするとグラフウィンドウとして開き編集可能です。