非線形曲線フィット曲線からX/Yを検索
非線形曲線フィット機能では、取得したフィット曲線で、任意のY値に対するX値および、任意のX値に対するY値を検索するためのオプションが利用できます。この動画では、検索された座標データを元データのグラフに追加して表示する操作もご案内しています。
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サンプルデータをダウンロード（ZIP形式 26.3 KB）操作方法
- B列をYデータとして作図した左側のグラフ（Graph1）で非線形曲線フィットを実行し、得られたフィット曲線で、任意のY値からX値を検索または、任意のX値からY値を検索します。
- グラフウィンドウをアクティブにして、メニューから「解析：フィット：非線形曲線フィット」を選択します。
- ダイアログが開いたら、まず「カテゴリ」と「関数」のドロップダウンでフィット関数の指定します。ここでは、「Origin Basic Functions」カテゴリの「Gauss」を選択します。
- 左パネルで「入力データ」のタブを選択すると、入力データとしてGraph1が選択されていることがわかります。
- 左パネルで「X/Y検索」タブを選択し、「YからXを検索」、「XからYを検索」にチェックを付け、フィット後に値を検索できるようにします。
- ここでは、1つのY値に対して2つのX値が出力されるため、「YからXを検索」の項目の下に表示される「X列の数」を2に変更します。
- 「フィット」ボタンをクリックして、フィットを実行し、レポートシートを表示します。
- 各パラメータの値や決定係数などのフィット結果は「FitNL1」シートにまとめて表示されます。X/Y検索を有効にしたので、Y値からX値を検索するシート（FitNLFindXfromY）とX値からY値を検索するシート（FitNLFindYfromX）も出力されています。
- 「FitNLFindXfromY1」シートでA列に、20、35といったY値を入力すると、フィット曲線で対応するX値が計算されます。Y値は複数入力できます。
- 計算されたデータを散布図として、元のグラフに追加してみます。A、B列を選択し、カーソルを選択範囲の右側に移動し、カーソルの表示が変わったら、ドラッグ&ドロップでグラフに追加します。
- 同様にCtrlキーを押しながらA、C列を選択し、カーソルを右側に移動してカーソル表示が変わったらドラッグ&ドロップでグラフに追加します。
- プロットを編集します。グラフウィンドウをアクティブにし、右側の「オブジェクトマネージャ」を開きます。リストの一番下にあるプロットをダブルクリックして「作図の詳細」ダイアログを開きます。
- 「ドロップライン」タブを開き、「水平」と「垂直」にチェックを付け、線種を両方「破線」に変更します。
- 「適用」ボタンをクリックするとドロップラインが表示されます。
- 作図の詳細ダイアログの左パネルで1つ上のプロットを選択状態にし、「垂直」にチェックを付け、線種を「破線」に変更します。
- 「適用」をクリックして表示を確認し、「OK」をクリックしてダイアログを閉じます。
- A列に入力しているYデータを変更したり、追加した場合グラフ上のプロットも更新されます。
- 同様に、「FitNLFindYfromX」でA列にX値を入力すると、フィット曲線で対応するY値が計算されます。
