Origin 9新機能概要

Origin9の販売は終了しました。

Origin 9では、OpenGLベースの三次元グラフィクスにより、操作性、表現力、 スピードなどのパフォーマンスが向上しました。これにより、ランダムXYZデータからの 曲面図や3D陰関数グラフ作図が可能です。他にもデータフィルタ機能や、動画作成機能が 追加され、Pro版では直交最小二乗法による陰関数のフィットやIIRフィルタ機能が追加されました。 詳しくは、以下の新機能・改善点の各項目をご覧ください。また、Origin 9の新機能概要の ビデオチュートリアルもご用意しております。

OpenGLベースの3Dグラフ

Origin 9の全ての3Dプロット、3D関数グラフ、3Dパラメータ関数グラフは、 デフォルトでOpenGLテクノロジーを採用しています。これにより、以下が可能になりました。

  • 高速な処理
  • 高度な機能
  • 新たなグラフタイプ (XYZデータからの直面図作図を含む)

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3Dパラメトリック関数グラフ

Origin 9では、関数のパラメータ表現を使った3D関数のグラフを描画することができます。 作図に利用した関数式を「テーマ」として保存すれば、繰り返し使用できます。関数式内のパラメータは、 「作図の詳細」ダイアログボックスから随時変更でき、これらの設定をコピーして別のプロットへ 貼り付けることができます。

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動画/アニメーションの作成

一連のグラフをエクスポートすることにより、動画を作成することができます。動画/アニメーションは、 ユーザーインターフェースかスクリプトプログラミングによって作成できます。プログラミングによる ビデオ作成は高速であり、自動化を可能にします。

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データフィルタ

Origin 9では、ワークシート内の列データに対する選択条件を適用して、大量のデータセットを素早く 簡単にフィルタリングできます。フィルタをかけたデータから作図されたグラフや、解析処理は ダイナミックに更新されます。

Originワークシート内の列にフィルターが適用されると、その選択条件に合わない行全体が自動的に 非表示になり、データ量の削減が可能です。

データフィルタは、数値の他、テキストや日付データをサポートしています。

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データフィルタ

データフィルタは、数値・テキスト・日付データをサポート

グラフ作成機能の拡充

  • 散布図行列の改良
    散布図行列では、データポイントのグループ化、軸目盛やラベルの制御、 行列プロファイルの変更などの点が改良されました。
  • 三点(ターナリ)グラフの改良
    軸割当の向きとして、時計回りと反時計回りのいずれかを、 ユーザインターフェースレベルで指定できます。
  • 凡例の改良
    Origin 9では、特定プロットの表示・非表示の制御が凡例を通じて操作できるようになりました。 また、LabTalkの置換記法を使用した凡例表記が可能になりました。
  • グラフ上でプロットのX,Yを変更
    グラフ上で、右クリックして表示されるコンテキストメニューからデータプロットの データ変更を行えるようになりました。もしグラフ上で解析処理されていた場合、 データプロットの変更後にレポートシート中の解析結果が自動再計算されます。

散布図行列

散布図行列

時計回りと反時計回りの三点等高線図

時計回りと反時計回りの三点等高線図

ワークシート中のフローティンググラフ

Origin 9では、グラフをワークシート中の任意の位置にフローティング(浮動)オブジェクトとして 配置することができるので、埋め込みセルの大きさに制約されなくなりました。

これによりカスタムレポートの作成がより柔軟に行えるようになりました。グラフをセルに埋め込むか、 フローティンググラフとして追加するかはユーザ自身で選択できます。

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ワークシート中のフローティンググラフ

フローティンググラフ

グローバル垂直カーソル

Origin 9の「垂直カーソル」ガジェットは、複数のグラフウィンドウにまたがって使用できるようになり、 プロジェクト中の異なるグラフ中のXY座標を同時に読み取ることが可能です。

グラフをリンクさせる時は、いくつかのボタンで操作できます。1つのグラフ中で垂直カーソルを動かす と、当該グラフページ中の全プロットおよび、リンクされた全グラフのデータプロットの座標が表示されま す。また、元のグラフにアンカーとなるタグが付加されると、リンクされた各グラフ内にも対応したタグが 付与されます。

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グローバル垂直カーソル

グローバル垂直カーソル

陰関数形式のフィット関数の利用
       (Pro版のみ)

Origin 9では、直交回帰アルゴリズムを使った陰関数フィットを実行できます。 この機能は、Originの曲線フィット機構自体を拡張することによって実現しました。

また、ご自身でフィット陰関数をユーザ定義することもできます。

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陰関数形式のフィット関数の利用

X誤差とY誤差を加味した陰関数フィット

IIRフィルタデザイン(Pro版のみ)

Origin 9では、IIR (Infinite Impulse Response:無限インパルス応答)デジタルフィルタを設計、 インプリメント、適用することができます。 この機能により、各種の信号処理を提供します。 この強力な信号処理ツールを使用すると、 ユーザフレンドリーなダイアログボックスの設定を変更するだけでカスタムIIRフィルタを作成できます。

更に詳細な新機能や改良点については、 アップグレードをお勧めする理由をご覧ください。

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IIRフィルタ

IIRフィルタ設計

 

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