OpenGLベースの3Dグラフ

Origin 9以降のバージョンでは、全ての3DグラフがデフォルトでOpenGL(Open Graphics Library)を使用して作図されます。これにより、以下のことが可能になりました:

  • 高速な処理
    1000×1000の行列データによる100色のカラーマップ曲面図の作図や編集、回転、ズームとパン等を「リアルタイム」に操作可能です。 詳細は、Origin 9と以前のバージョン間での処理速度比較をご覧下さい。
  • 高度な機能
    ライトによる効果や、回転操作の改良、XYZランダムデータによる曲面図作図が可能になりました。

3D曲面図

3D曲面図は行列データやXYZデータから作図可能です。

散布図データとドロップラインを持つ曲面図

エラーバー付き曲面図

透過率を設定した交差曲面図

等高線投影付き曲面図

ワイヤーフレーム

ライト効果を設定した3D曲面図

異なる行列をカラーマップとして使用した曲面図

欠損値を持つカラーマップ曲面

等高線、曲面図、ワイヤーフレームを積み重ねたグラフ

XYZデータから作図した曲面図(電子密度の曲面図を平面化)

使用可能な3D曲面図のオプション:

  • ワイヤーフレーム、色付き、カラーマップから選択可能な作図形式
  • 交差した曲面図の作図
  • 曲面に透過率を設定
  • 曲面図を平面化
  • 曲面図にZオフセットを設定
  • データプロットから曲面図へのドロップライン
  • カスタム可能なメッシュ間隔
  • エラーバー追加
  • 異なる行列データをカラーマップとして使用
  • 曲面図にライト効果を設定

3D散布図/棒/トランジェクトリ/ベクトルグラフ

サイズと色をマッピングした3D散布図

散布図データとラベルを持つ棒グラフ

エラーバー付き3D棒グラフ

3Dトランジェクトリグラフ

3Dベクトルグラフ

使用可能な3D散布図/棒/トランジェクトリ/ベクトルグラフのオプション:

  • 個別データポイントや線、棒に対する色や太さ編集
  • データポイント、線、棒に透過率を設定
  • エラーバーを追加
  • 軸平面にプロットを投影
  • 3D散布図/ベクトルグラフにラベルを付加

XYYプロット(棒、リボン、ウォールグラフ)

3DXYY棒グラフ

3DXYYウォールグラフ

使用可能なXYYグラフのオプション:

  • 棒やウォール、リボンに対する色や太さを個別あるいはグループごとに設定
  • 3D棒グラフに透過率を設定
  • 多くのグラフ要素に対して推移色を設定
  • 軸平面にプロットを投影

3Dグラフ操作

Origin 9では3Dグラフの回転やサイズ変更、伸縮等をダイナミックに操作可能です。3Dグラフレイヤをクリックすると3Dグラフの操作ツールバーが表示されるので、回転、移動、サイズ変更、伸縮それぞれのボタンを選択して操作します。

グラフレイヤはページ内で任意に移動することができ、軸方向を選択してX,Y,Z方向に回転させたり、グラフレイヤエリアや軸方向にサイズを変更することができます。また、1つの軸のサイズを変更すると、グラフは再スケールされます。

下図は3Dグラフの回転と伸縮についてのイメージです。

(画像したコメント 左から) 3Dグラフの回転 3Dグラフの伸縮

グラフギャラリーでより多くのサンプルをご覧ください。

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