クラウド上に保存したデータをOrigin/Proで使おう

Origin/Pro2022のバージョンから、クラウドサービスに保存したデータをOrigin/Proに読み込み、グラフを作成したりデータ分析を行うことができるようになりました。
どのようなサービスに対応していて、なにができるかということをご紹介します。


クラウド上に保存したデータを読み込み

クラウド機能

対応しているクラウドサービス (2つ)

  1. Googleドライブ
  2. OneDrive(マイクロソフト)

Googleが提供する「Googleドライブ」、マイクロソフトが提供する「OneDrive」に対応しています。使うことができる機能は、どちらのクラウドサービスを利用する場合でも同じです。操作方法としても、接続認証の画面以外は共通です。

クラウドにあるファイルを表示

利用できる機能(2種類)

クラウドサービスに保存したデータをOriginに読み込むことができますが、読み込み方として、以下の2つの方法に対応しています。

  1. クラウドから開く
  2. クラウドに接続

クラウドサービスに保存したデータをOrigin/Proに読み込むことができますが、読み込み方として、以下の2つの方法に対応しています。
どちらもOrigin/Proに一方的にデータを読み込む機能です。データの読み込み後にデータ編集、分析、グラフ作成などを行うことができます。

作成したOrigin/Proのプロジェクトファイル(OPJUファイル)、ワークブックウィンドウファイル(OGWUファイル)、グラフテンプレートファイル(OTPUファイル)などを共有する場合には、グループフォルダ機能を利用してください。

クラウドから開く

GoogleドライブやOneDriveにあるデータをインポートする機能です。
Origin/Proのワークシートにデータを読み込んだあとは、元のデータファイルとOrigin/Proのワークシート上のデータは、切り離された別の存在として扱われます。Origin/Proのワークシートで、不要な行・列を削除したり数値を変更するなど、データを編集することができますが、元データに影響を及ぼすことはありません。
もちろん、ワークシートのデータに対して、Origin/Proの解析機能やグラフ作成機能を使うこともできます。

対応しているファイル形式
ドラッグアンドドロップでインポートできるすべてのファイル形式(ASCII、Excel、サードパーティ形式など)
Googleスプレッドシート
OGWUファイル (分析テンプレートも可能。OPJU、OPJは不可)
クラウドから開く

クラウドに接続

Origin/ProをGoogleドライブやOneDriveにあるデータに接続し、そのデータをOrigin/Proのワークシート上に表示する機能です。「クラウドから開く」とは異なり、元のデータに接続しているだけですので、データを削除、変更、追加するなどの編集操作を行うことはできません。意図しない誤操作などでデータが書き換わってしまうことを防止できます。
また、再読み込みした際に元データの値が変更されていれば、Origin/Proのワークシートに表示されるデータも、元データに連動して変更されます。
クラウドサービス上のデータが日々更新されていくような場合、常に最新の状態のデータを見ることができます。データが更新されることを前提として、最新データのグラフや分析結果が自動的に得られるようにしたいという用途にお勧めの機能です。

対応しているファイル形式 (以下のファイル形式のデータに接続が可能です)
CSVコネクタ *.dat, *.csv, *.txt, *.asc
Excelコネクタ *.xls, *.xlsl, *.xlsm
MATLABコネクタ *.mat
Originコネクタ *.opju, *.opj, *.ogwu, *.ogw
Shapefileコネクタ *.shp
N42コネクタ *.n42
クラウドに接続

OPJU、OPJファイルへの接続は、Origin/Proのプロジェクトファイルをそのまま開く機能ではありません。
データコネクターブラウザ(下図)で、必要なワークシートのデータだけOrigin/Proのワークシートにデータを表示することができます。

OPJU,OPJファイルを開く

クラウドに接続でデータ編集をしたい場合

クラウドに接続機能を利用している場合には、デフォルトではデータを編集することはできませんが、コネクタアイコンからデータコネクタを削除することでデータを編集できるようになります。

データコネクタを削除

データコネクタ機能についてはこちらをご覧ください。

Origin/Pro開発元関連ページ

 


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