インポート時にグラフを作図
OriginにASCIIデータをインポートするとき、同時に簡単なグラフを作図できるのをご存知でしょうか。インポートウィザードを使用すれば、スクリプトを使用せず、インポートと同時にグラフ作図が可能です。
※操作は、Originのバージョンによって異なることがあります。
まず、インポートウィザードのダイアログを開く前にボタンで空のグラフウィンドウを作成します。
「データ」メニューから「インポートウィザード」を選び、開いたダイアログでインポートするファイルを選択します(複数選択も可能)。
サンプルデータ:(Originインストールフォルダ)\Samples\Batch Processing のT275K.csv~T315K.csv
次のページで、データファイルのヘッダの扱い方を指定します。例えば、ファイルの1行目をロングネーム、2行目を単位に設定してインポートしたい場合は、下図のように設定を変更してから「進む」を3回クリックします。
このページでは、データの区切り文字を指定したり、列の属性を設定します。列の属性を指定するときは、プレビューの列ヘッダで右クリックして「XY属性の設定」から選択します。または、「XY属性の割り当て」よりXYに変更することもできます。「進む」を2回クリックします。
作図するグラフの種類を選択します。折れ線、散布図、線+シンボル、縦棒、横棒のグラフから選択できます。
最後に完了ボタンをクリックするとインポートが完了し、グラフが作図されます。(データが入力されたワークシートは非表示になっています。プロジェクトエクスプローラから開くことが可能です。)
例えば、用意する空のグラフにいくつかのレイヤを持たせてから複数データのインポートを実行すれば、多軸グラフや積み上げグラフを作成できます。また、自作のグラフテンプレートを予め開き、上述の操作でグラフを作成することもできます。