グラフ中でのフォント、記号の使用
グラフ中でのフォントや記号の使用が改善されました。レギュラー、ボールド、イタリック体として複数のフォントが選択できます。また大文字、小文字を問わずすべてのギリシャ文字が利用できます。グラフ内のテキスト領域においては70以上の数学記号が使用できます。
グラフ内では Stata のテキストマークアップ言語であるSMCL の拡張版を使用することができます。ギリシャ文字と数学記号には直感的で覚えやすい名前(タグ)が付けられています。例えば x 軸のタイトルを“β-carotene” としたい場合には xtitle(“{&beta}-carotene”)のように指定します。テキスト中に χ2 という文字を含めたい場合には{&chi} {superscript:2}または{&chi}{sup:2} のように指定します。またサンセリフ、セリフ、モノスペース、シンボルといったフォントの選択もタグを使って簡単に行えます。
次にもいくつかの例を示します。
もちろん、これらの機能はダイアログボックス上でも、あるいはグラフエディタ上でも利用することができます。
Stata のグラフィックス機能におけるエンハンス項目を列記しておきます。
- グラフ内のテキスト中で複数のフォントを使用できます。数学記号、ギリシャ文字、上付き/下付き文字、複数書体(太字、斜体、等)の制御が可能です。詳細は [G] text を参照ください。
- グラフエディタでは一連の編集を記録し、それらを別のグラフにも適用することが可能になりました。それらの記録された編集情報をコマンドによって適用することも可能です。
- graph twowayのダイアログボックスが強化され、プロットの順序を変更できるようになりました。