項目応答理論(IRT)
項目応答理論(IRT, Item Response Theory)は転職活動における適性検査、英語の能力試験、CBT(Computer Based Testing)方式の資格試験、心理検査などに利用されており、潜在的な特性を測定するための方法論です。
潜在特性を直接観測することはできませんが、試験などを行うことにより定量化を試みます。
例えば、ある調査において数学の能力(潜在特性)に関心があり、100問のテストを作成するとします。
テストを作成するときやテストから得られたデータを分析する時に、テストの各問題と潜在特性の関係または100問全体と特性との関係に関心がある場合、IRTモデルはそれらを調べる手段となります。