Excelファイルの入出力

　Microsoft Excel などの別のファイル形式で保存されたデータを操作したい場合があります。 Stata の import excel コマンドを使用すると、Excel ファイルからデータを簡単にインポートできます。 Excel のデータセットがない場合でも心配する必要はありません。例の一部として作成します。

　まず、auto という名前の Stata データセットを開きます。

. sysuse auto

　次に、Stata の export excel コマンドを使用して、データセットを myauto という名前の Excel ファイルでエクスポートしましょう。

. export excel myauto, sheet(auto) firstrow(variables)

　カンマの後に、sheet() と firstrow() という 2 つのオプションを含めていることに注意してください。 sheet(auto) オプションは、Excel ファイル内の「auto」という名前のシートにデータを保存します。 firstrow(variables) オプションは変数名を Excel ファイルの最初の行に保存します。 ls と入力すると、Excel ファイルが正常にエクスポートされたことを確認できます。「myauto.xlsx」という名前のファイルが表示されるはずです。

. ls

　これで、Excel データを Stata にインポートし直すことができます。まず「clear」と入力して Stata のメモリをクリアしましょう。

. clear

　次に、import excel を使用して Excel ファイルからデータをインポートします。

. import excel myauto, sheet(auto) firstrow

　sheet(auto) オプションは、export excel コマンドの場合と同じように見えます。ただし、単に「firstrow」と入力して、Excel ファイルの最初の行から変数名をインポートできます。

　「describe」と入力して、データが正常にインポートされたことを確認してみましょう。

. describe