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第11回 産業技術総合研究所 関西センター様
エネルギー・環境領域 電池技術研究部門 エネルギー材料研究グループ
グループ長 齋藤 唯理亜様(左)と主任研究員 竹田さほり様
産業技術総合研究所 エネルギー材料研究グループでは、リチウム二次電池電解質のリチウムイオン電導について、その動きの解明のためにNMR分光法と電気化学とを融合させた独自の技術である電場印加型磁場勾配NMRを開発してきました。 その測定とデータの解析により、電解質でのイオンの動きにかかわる基本物性(イオン易動度、イオン構造、溶媒構造、イオンと溶媒との相互作用力など)を総合的に求め、それらを指標として新たな電解質材料の提案を行ってきました。
昨今の電気自動車に使用されている二次電池、今まさに、これまで培ってきたこの評価技術に最も注目が集まり、国内の大手電池材料メーカー各所から引く手あまたとなっています。