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第6回 昭和大学歯学部 口腔生理学講座
【昭和大学歯学部口腔生理学講座について】
人間や動物は、食物をよく咀嚼してから飲み込んで消化の効率を上げていますが、特に注意しなくても食物だけを上手に噛んで、舌や頬を噛むことはほとんどありません。また健康な人では、食物を飲み込むときも誤って食物が気管に入ることはありません。これは、無意識のうちに咀嚼や嚥下が脳によって巧みにコントロールされているからです。昭和大学歯学部口腔生理学講座では、二光子励起顕微鏡、光学的電位測定装置、ダブル・パッチクランプ装置などの最新の機器や、除脳動脈灌流標本、自由行動マウス咀嚼筋活動記録解析システムを使い、吸啜や咀嚼運動、睡眠時の咀嚼筋活動をコントロールする脳の仕組みを研究しています。