Originでは、「インポートウィザード」という機能を使用して、インポートするファイルの構造を確認しながらファイルを読み込めます。また、一度、読み込んだファイルのインポート設定をフィルタとして保存すれば、次回以降同じ形式のファイルをインポートする際はドラッグ&ドロップでのインポートが可能になります。
「インポートウィザード」は多機能なため、複雑な構造のファイルをインポートできますが、設定項目が多くとっつきにくく感じることもあるかもしれません。そこで今回は比較的簡単な設定だけに絞った操作をご紹介します。
使用するサンプルデータは、以下よりダウンロードできますので、お手持ちのOrigin上で実際にインポートの操作をお試しいただけます。
zip(4.13KB)
フォルダ内に3つの.datファイルがありますが、メモ帳などのテキストエディタで開いてみるとどのファイルも同じ構造のファイルにであることがわかります。
ここでは、サンプルのデータを下図のようにインポートしていきます。
「該当ファイル」では、保存したフィルタを適用するファイル名の指定ができます。上図のように「F*.dat」と指定した場合、「Fから始まる拡張子.datのファイルに対してこのフィルタを適用します。
*.txt : 拡張子.txtのファイルに対してフィルタが適用されます。
Experiment*.txt : Experimentで始まるすべての.txtファイルにフィルタが適用されます。
s.???.dat : sで始まり、その後に任意の3文字が続く.datファイルにフィルタが適用されます。
複数指定する場合は、*.txt; *.dat; mydata*.*のようにセミコロンを使用します。
なお、ワークブックウィンドウの左下にある「オーガナイザを表示/非表示」ボタンをクリックすると、インポートしたファイルの情報を確認できます。
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