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Origin2021bより追加されたグラフ形式、ネットワークプロットは元データの書き方が少し特殊です。今回はそのデータの書き方3つをそれぞれご紹介します。
データの記述方法として下記の3つの書き方ができます。
隣接行列
接続行列
境界リスト
隣接行列は行列形式で双方向のつながりを書くことができる形式です。各ノード同士の関係を総当たりで書くため、行のノードから列のノードへのつながりと列のノードから行のノードへのつながりを別々に書くことができます。対角線上の自ノードから自ノードへのつながりはダイアログの設定でグラフにプロットしないようにできます。相関係数を求めたあとの行列をネットワークプロットで作図したい場合にはこの形式を使います。(無向グラフにすることもできます。)隣接行列形式でデータを記述する場合にはデータの行数と列数を揃える必要があります。
接続行列は隣接行列と同じく行列形式でデータを記述しますが、列方向のノードと行方向のノードが重複しないように書きます。行ノード同士や列ノード同士の関係は記述できないので、2グループにノードが分かれているような場合で使えます。また、隣接行列とは違ってこの形式の場合、片方向のつながりのみを書くことができます。
境界リストは行列形式ではなく1つの接続情報を1行に記述していく形式です。書き方としてはノードとリンクの関係については元ノードの列、接続先ノードの列、リンクウェイト列という順で記述します。リンクウェイト列はノード同士のつながりの有無のみをグラフに反映したい場合には必要ありません。加えて、境界リストの場合には「ノードラベル」用の列が必要ですが、元ノードの列と接続先ノードの列のセル値を番号で記述し、別の列にその番号に紐づいたカテゴリの列を作成してラベル名を記述すると全てのノードにラベルを設定できます。
データの書き方だけでなくダイアログ設定のわかりにくい部分を簡単に説明します。Origin開発元ページにも解説がありますのでページ下部のリンクから合わせてご覧ください。
ダイアログの設定項目についてはこちら
ネットワークプロットダイアログ(開発元ページ)
ネットワークプロット自体についてはこちら
ネットワークプロット(開発元ページ)
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