Vol.7 時間-周波数での連続ウェーブレット

OriginProの連続ウェーブレット機能では、スケール軸との組み合わせが基本となっていたため、時間軸と周波数の組み合わせを表現するには、疑似周波数の設定や等高線の作図など、いくつかのプロセスを経る必要がありました。

無料利用できるアプリ「Time-FrequencyAnalysis」を使用することで、時間-周波数の組み合わせで簡単に連続ウェーブレットを行えるようになりますので、ご紹介いたします。

必要なOriginのバージョン:Pro 2017以降

「Time-FrequencyAnalysis」は、Originのアプリウィンドウでインストールできます。インストール方法は以下のページをご参照ください。

サンプルデータ

下記のリンクからサンプルデータをダウンロードしてください。

zip

ZIP(72.0KB)

操作手順

サンプルデータのzipファイルを解凍して、bluejay.datをワークブックにインポートします。

A列とB列を選択して、アプリギャラリーの 「Time-Frequency Analysis」をクリックします。

ダイアログが開きますので、周波数の範囲(Frequency Range)を1500から4000と入力します。今回は、波形の数(Wave Number)を20と入力します。

OKをクリックすると、下図のようにウェーブレット解析後のグラフが作成されますので、中央の等高線プロットをダブルクリックします。

作図の詳細のダイアログが開きますので、カラーマップ等高線タブの「レベル」の文字の上をクリックします。次のダイアログ画面が開きますので、レベルの開始値を5E-4と入力します。

OKをクリックすると、次の画面に変わります。適切な範囲で 時間-周波数の連続ウェーブレット解析が表現されます。

このアプリに関する開発元のページも併せてご参照ください。


他にもOriginでは、様々なウェーブレット解析が行えます。こちらのページをご確認ください。

ほかにも解析のご要望がありましたら開発元と共に検討致しますので、下記までお問合せ下さい。

 

テクニカルサポート

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問合せフォームよりテクニカルサポートまでご連絡ください。

その際、必ず「製品名」「バージョン」「シリアル番号」をご連絡ください。

 

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