統計値を使ったエラーバー付き棒グラフ
Originの棒グラフには、通常の棒グラフと、統計棒グラフがあります。この動画では、平均値の棒グラフに標準偏差のエラーバーを表示させる「統計棒グラフ」の作図操作をご紹介しています。
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操作方法
- Originの棒グラフには、通常の棒グラフと、統計棒グラフがあります。サンプルプロジェクトの「05_平均値の棒グラフにSDのエラーバー」フォルダを開きます。
- 左側にあるブックとグラフが通常の棒グラフのもので、Y列のデータを1つずつ棒グラフとして作図し、任意でエラー属性の列にあるデータをエラーバーとして表示しています。
- 右側のブックとグラフは「統計棒グラフ」で、選択したデータ列の平均値を棒グラフとしてプロットして、外れ値や標準偏差といった記述統計値をエラーバーとして表示するグラフです。
- 実際に「統計棒グラフ」を作図してみます。Book4のA、B列にあるデータを使います。属性はXYとなっていますが、実際にはA列もYのデータとして扱われます。
- A、B列を選択して「作図:統計:棒グラフ」を選択して作図します。通常の棒グラフは「棒、円、面積」カテゴリにあるものなので注意してください。
- デフォルトでは、外れ値のエラーバーが表示されますが、これは変更可能です。プロット上でダブルクリックして「作図の詳細」ダイアログを開きます。
- 「ボックスチャート」タブの「エラーバー」の「範囲」のドロップダウンで、標準偏差である「SD」を選びます。係数は1に変更します。
- 「方向」ではエラーバーの表示方向を設定できます。ここでは正の方向を表示する設定のまま「適用」をクリックします。
- 平均値を表示している棒を、中央値や最大、最小といった統計値に変更する場合は「棒」の「表示」の項目で設定可能です。
- 「線」タブで「キャップの長さ」を「10」にして長さを調整します。
- 「OK」をクリックしてダイアログを閉じます。