正規化
Originでは、簡単にデータの正規化が可能です。正規化の種類も、0~1や0~100の範囲のデータにするほか、平均値や中央値、標準偏差などの統計量で除算する方法なども選択できます。この動画では、ワークシート上のデータを正規化する方法とグラフ上のデータを正規化する方法をご紹介しています。
※字幕付き動画(音声なし)
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操作方法
- まず、ワークシートデータに対して実行します。サンプルデータのB列を選択して「解析:数学:列の正規化」を選択します。
- ダイアログでは、0~1の正規化以外にも様々な正規化の方法を選ぶことができます。ここでは、「[0, 1]に正規化」のまま、OKボタンをクリックして実行します。
- ワークシートに追加された正規化データを選択し、「作図:基本の2Dグラフ:散布図」を選択して作図すると、Yデータの範囲が0~1になっていることが確認できます。
- サンプルのグラフのように最小/最大値のドロップラインと、データラベルを表示してみます。
- プロット上でダブルクリックして開くダイアログで、「ドロップライン」タブを開きます。「水平」にチェックを付け、線種と色を変更します。
- 「特別なポイントのみ表示」にチェックを付け、編集ボックスに「min max」と入力し、「適用」ボタンをクリックすると、最大値と最小値の位置にドロップラインが表示されます。
- 「ラベル」タブを開き、「有効にする」にチェックを付け、「指定した点のみを表示」のチェックを付けて、リストから<ドロップライン>を選択します。
- 「ラベル形式」を(X,Y)にし、「適用」をクリックするとラベルが表示されます。
- ラベルを右方向にずらしたいので、「水平オフセット」を25に設定します。これで、Y値の最小値が0、最大値が1であることがグラフ上で確認しやすくなりました。
- 「余白の設定」でエクスポート時の余白の制御ができます。
- 今度はグラフ上のデータに対して正規化を実行します。グラフウィンドウをアクティブにして、「解析:数学:曲線の正規化」を選択します。
- ワークシートデータでの正規化と同様、様々な正規化の方法から選択できます。ここでは、「[0, 100]に正規化」にしてOKボタンをクリックして実行します。
- グラフ上とワークシートに正規化データが追加されました。Originのウィンドウ右上の「再スケール」をクリックして再スケールします。
- 元のプロットと同じようにドロップラインとラベルを付けていきます。黒いプロットをクリックして選択し、右クリックして「フォーマットのコピー」を選択します。
- 赤いプロットをクリックして選択し、右クリックして「フォーマットの貼り付け先:ドロップライン」を選択します。
- 再度右クリックして「フォーマットの貼り付け先:データラベル」を選択します。
- 重なって表示されたラベルをCTRLキーを押しながらクリック&ドラッグし、このラベルのみ移動します。これで、Y値の最小値が0、最大値が100であることがグラフ上で確認しやすくなりました。