Origin: 動画で学ぶ操作方法
Origin 8.1のバッチ処理 Part2 (Batch Processing: Part 2)
概要 | Origin 8.1のバッチ処理 Part1で作成した分析テンプレートを使い、バッチ処理を実行する方法を紹介します。同じ形式のデータを、Originで一気に処理できます。 |
サンプルデータ(Peak Analysis.ogw等)をダウンロード | |
Part 1 > Part 2 |
右下のボタンで画面を大きくし、で解像度720の設定にしてご覧いただくことをお勧めします。
Part2: 保存した分析テンプレートを使ってバッチ処理を実行する
イントロ
Part 2ではファイル名、ピーク中央、幅、カイ二乗関数フィットのサマリーリポートを出力するため全てのファイルのバッチ処理をします。
サンプルデータ
T275K.csvにあるファイルを使用します。また、幅、中央、温度の関数のような高さが異なる単一ピークを持つCSV
ファイルが10個あります。温度(ケルビン単位)がファイル名になっています。これらは8.1以降に追加されました。
保存した分析テンプレートをインポートする
- 新規プロジェクトを開始しましょう。
- ファイルメニューのバッチ処理を選択します。
- 分析テンプレートを呼び出したいのでラジオボタンはONのままにしておきます。
- 先ほど保存したテンプレート"My Peak Analysis"を選択しましょう。
- 分析テンプレートにあるシートにファイルをインポートします。
全てのファイルにバッチ処理する
- データシートドロップダウンリストでデータをインポートするシートを選択します。
- 一枚目のシート、Raw Dataシートにはデータをインポートします。
- ここでは10個のcsvファイルを選択する。
- ファイルの追加ボタンをクリックした後、名前順にファイルを並び替えるためにファイル名ヘッダをクリックし並び替えてから、OKをクリックします。
- 次に結果サマリーシートに使用するシートを指定します。
- 先ほど新規に作成したMy Peak とします。
- 各ブックに対して作成されたこのシートの内容(分析テンプレートワークブックは各ファイルに対して開くので、それを終了させなければならないことを覚えておいて下さい。)は、新規サマリーワークブックに追加され保存されます。
- OKをクリックすればその意味がわかるはずです。
(各ファイルにそのブックがどのようにインポートされたか、又結果サマリーブックにどのように情報が追加されたかなどを紹介します。) - 自動的に作成されるサマリーブックでは、各ファイルからの主要な情報を見ることができます。
- スパークラインを追加します。(列:スパークラインの追加...) ファイル名は温度の値になっているので、どのようにピークプロパティが温度と共に変化するのかが簡単にわかります。
- 複数ファイルからのキーとなる情報を素早く表示します。
- 複数のファイルから抽出した情報は1つのシート上に集まりました。ここから作図やさらなる処理が可能です。