Origin: 動画で学ぶ操作方法
バッチ処理 Part1 (Batch Processing:Part 1)
概要 | このチュートリアルでは、Origin 8.1で追加された機能「バッチ処理」を紹介します。Part1は、バッチ処理を実行するために必要になる、分析テンプレートの作成方法です。 |
サンプルデータ(T275K.csv)をダウンロード | |
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Part 1: 複数のファイルから単一ピークのガウス分布をフィットする
イントロ
このチュートリアルでは、複数のファイルのバッチ処理を使用した、分析テンプレートの作成方法を紹介します。
1つのファイルをインポートしてガウス分布をフィットします。
- まずサンプルASCII ファイルT275K.csv をインポートします。
- このデータにピークフィットを実行してみましょう。Y列を選択してから「解析メニューの非線形曲線フィット」を選択しダイアログを開きます。
- はじめに関数選択でGaussAmp を選択します。データ選択には先ほど選択したY列が自動的に入っています。
- フィットボタンをクリックします。
- レポートシートに 切り替えるため「OK」をクリックします。
レポートシートの作成
さて、処理した各ファイルから自分が必要な情報だけを取り出した、自分仕様のレポートシートを作ってみましょう。
- これは結果サマリーシートとも呼びます。
- 右クリックで新しいシートを追加し、名前を"My Peak"とします。
- このシートにはサマリー結果を入れます。
- このシートの値は、すべてのファイル処理の結果を保存するために作成された新規ワークブックにコピーされます。
- 以上のことがどのような働きをするかは後ほど学びますが、ここではこのシートの編集をしましょう。 まず列を3列追加します。(通常のツールバーの「列の追加」ボタンを3回クリックします。
- 各列にロングネームFile Name, Peak Center, Peak Height, Peak Width, Adj. R^2を入力します(自動で列幅を調整するにはグリッド線をダブルクリックします。)
- ファイル名を追加するには、右クリックから「変数の挿入」を選択します。FILENAME を選択し、「リンクとして挿入」チェックボックスにチェックを付けます。
- チェックを入れることにより新しいデータファイルがインポートされた時、値が自動で更新されるようになります。
- 編集するためにセルをダブルクリックした場合は、リンク先の場所が表示されます。
- 他の列についても操作します。FitNL1レポートシートのパラメータと統計テーブルから関連する値をコピーして、「リンクの貼り付け」をします。
分析テンプレートとして保存する
- インポート中、ファイル名と共に名前の変更がされたようにリネームされたように最初のデータシートをRaw Data と変更します。
- これでこのブックは複数ファイルのバッチ処理に適した分析テンプレートとして保存ができる状態です。
- 保存するには、ファイルメニューのワークシートを分析テンプレートとして保存を選択し、名前を "My Peak
Analysis"にして保存します。
おつかれさまでした。引き続きPart 2をご覧ください。