Origin: 動画で学ぶ操作方法
ワークシートデータの抽出(Extract Worksheet Data)
概要 | このチュートリアルではワークシートクエリを用いて、ワークシートからデータを抽出する方法をご紹介します。 |
サンプルデータ(Worksheet Query.opj)をダウンロード |
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ワークシートクエリはユーザが指定した条件に基づいて、アクティブワークシートにあるデータの位置を調べ、見つかったデータ値を抽出する機能です。
操作方法
- OriginプロジェクトファイルのWorksheet Query.opjを開きます。
- Originの「ワークシート」メニューから「ワークシートクエリ」を選択してダイアログを表示させます。
- 左側のパネルにはアクティブになっているワークシートの抽出対象の列が表示されています。このパネル上で右クリックすると抽出するデータをすべてチェックしたり、クリアしたりすることができ、さらに、列のデータ型やデータの最初の値を表示させることもできます。
- 抽出したいデータを選択します。ここでは「height」、「weight」を選択し、右矢印ボタンをクリックすると、それぞれの列に対して別名 が割り当てられ、条件を設定できるようになります。
- 「height」を選択して、「追加」ボタンをクリックし、どのような条件で抽出を行うかを入力します。ここではh>=150にして「テスト」ボタンを押します。するとワークシート上で条件に合致した行が反転表示されます。
- さらに条件を追加したいときは「AND」ボタンを押します。ここでは「weight」を選択してw>50と設定し、「テスト」ボタンを押します。2つの条件を両方満たす行が反転表示されます。
- ダイアログウィンドウ下部の「出力」設定で、抽出データの出力先を指定できます。今回は「新しいワークブックに抽出」を選択し「OK」ボタンをクリックします。
- 出力したワークブックのデータに対してさらに条件を指定して抽出を行います。出力されたワークブックがアクティブな状態で、「ワークシート」メニューから「ワークシートクエリ」を選び、ダイアログを開きます。
- 抽出するデータ「age」を選択して右矢印ボタンをクリックし、「追加」ボタンで「a==14」を設定し、「テスト」ボタンを押します。
- 「閉じる」でダイアログを閉じます。選択された行の間にマウスのポインタを移動させカーソルが上下の矢印に変わったら、右クリックし「削除」を選択します。
- 手順8~10で行った抽出は、最初にワークシートクエリを行ったブックで選択条件をh≧150 AND w>50 AND a!=14にすれば同じ結果を抽出することができます。両方の結果を並べて比較してみましょう。
- 10で出力されたワークシートデータの中で性別の項目があるので男女それぞれのデータを別々に抽出して結果を新しい2つのシートに出力させます。
- メニューから「ワークシート」「ワークシートクエリ」を選択し、「ワークシートクエリ」ダイアログを開きます。
- 列の一覧で「Gender」を選択して右矢印ボタンをクリックします。さらに「追加」ボタン列の一覧でg=¬=“F”(Fはテキストですので“”を付けます)と設定します。
- 出力設定を「指定色で埋める」にし、「適用」を押します。さらに出力を「指定したシートに抽出」にチェックし、「female」を入力して「OK」ボタンをクリックします。すると抽出されたデータが「female」のシートに出力されます。
- Bodyのシートに戻って、メニューから「ワークシート」「ワークシートクエリ」を選択してダイアログを表示します。「選択条件」をg==“M”に変更します。
- 「指定色で埋める」の色を緑色にして、「適用」をクリックします。さらに、「指定したシートに抽出」でシート名を「male」にし「OK」を押します。
- ワークシートクエリのダイアログで「列の追加 1=真,0=偽」という出力設定がありますが、これをチェックすると、新しい列をワークシートに追加して、条件が一致するかどうかを示すことができます。
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例えば、Maleのシートで「ワークシート」「ワークシートクエリ」を選択します。ダイアログボックスでageを選択し、「追加」ボタンをクリックしてからa>15に設定し、出力設定を「列の追加
1=真,0=偽」にしてから「OK」ボタンをクリックすると、データシートに新しい列が追加され、一致は1、不一致は0で表示されました。
これでこのチュートリアルは終了です。お疲れ様でした。