Origin: 動画で学ぶ操作方法
クイックスタート (Quick Start)
概要 | ASCIIファイルのインポート、グラフの作成、データのスムージング、Originプロジェクトとしてデータを保存、そして完成したグラフをMicrosoftワードに貼り付ける方法 |
サンプルデータ(Signal with Shot Noise.dat)をダウンロード |
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イントロ
このムービーはOriginを使用するにあたってのクイックスタートです。このチュートリアルでは、ASCIIファイルのインポート、グラフの作成、データのスムージング、Originプロジェクトとしてデータを保存、そして完成したグラフをMicrosoftワードに貼り付ける方法を紹介します。
データのインポート
幅広い様々な形式のファイルからデータをインポートすることができます。ひとつサンプルファイルをインポートしましょう。=>
Signal with Shot Noise.dat (サンプルデータのダウンロード)
ファイルヘッダーの最初の2行はそれぞれロングネームと単位列ラベル行としてインポートされます。スパークラインがONになっていると、作図しなくてもデータの概略がわかります。
作図
データをプロットする最も簡単な方法は、ワークシートでデータを選択します。どの列にもプロット属性がありますが、ここではY列のみ選択します。理由は、Originは自動的にそのY列と結びついているX列を認識するからです。次にたくさんの選択可能なグラフの中から作成したいグラフの種類を選びます。
列ロングネームが自動でXとY軸のタイトルとして使われます。Y列のロングネームは凡例に表示されます。が、ワークシートのコメント列ラベル行にメタデータがある場合には、それが自動的に凡例に表示されます。
グラフのフォーマット
Originのグラフは詳細に編集することができます。データプロット、レイヤ、軸などのグラフの各要素を選択できます。グラフの色などのプロット属性はスタイルツールバーで変更することができます。プロットをダブルクリックすると、作図の詳細ダイアログが開きます。左側の階層を見て下さい。選択されているのは、ダブルクリックしたグラフ要素です。ダイアログを使用してページ、レイヤ、データプロットのプロパティを見たり編集することができます。
(データプロット名にマウスを動かす)
Originは、プロジェクト内のどのブックやシートからでもプロットが可能です。
注釈の追加
テキスト機能はグラフに注釈を追加することができます。新規テキストラベルを追加してみましょう。 (Type: <Graph Title>)
データ分析の実行
Origin
には統計、補間などの数学、フィッティング、信号処理を含むさまざまな分析ツールがあります。このデータをスムージングしてデータのノイズを除去しましょう。
入力データはすでにアクティブデータプロットに割り当てられていることに注意して下さい。最初にするべきことは、自動プレビューにチェックをいれます。ダイアログの設定どおりに曲線が滑らかになる様子がすぐにわかります。OKをクリックします。スムージングされた曲線が元のグラフに現れ、データはワークブックの新しい列に表示されます。
パラメータの変更
今やってきた簡単な操作では、正確な設定を行わなかったのであまりよい結果が得られなかったことに気づいたかもしれません。これを改善するには、拡大ツールを使用してノイズの1つにズームします。もう一度ズームしてもっとよく見てみましょう。縮小ツールを使うと元に戻ります。この曲線は完全にノイズ除去されていないことがわかりました。Origin
8ではこれをやり直して別のスムージング曲線を作る必要はありません。解析機能のほとんどに一般的な再計算機能があるからです。
グラフとデータのスムージング結果列の両方に緑の錠前アイコンがあるのがわかります。このアイコンは、実行された分析が再計算機能をサポートしているという印です。このアイコンを左クリックし、現れたメニューからパラメータの変更を選択します。ダイアログが再度開きます。方式をサビツキーゴーレイからからパーセンタイルフィルタに変更します。このダイアログでの変更の結果を拡大ツールを使用してすぐに見ることができます。OKをクリックすると、スムージングされた曲線がワークブックのデータに従って更新されます。
プロジェクトの保存
左側にあるウィンドウは、プロジェクトエクスプローラーといいます。まだプロジェクトを保存していないので、アンタイトルドとなっています。プロジェクトファイルを保存する、つまり、ワークブックとグラフウィンドウの両方を1つのファイルとして保存するには、ファイルメニューからプロジェクトの新規保存を選択します。プロジェクトを保存すると、ルートフォルダーの名前が更新されます。
グラフのコピー、貼り付け
Microsoft Wordなど、他のアプリケーションにグラフを貼り付けたい場合、Originの編集メニューのページコピーを使用すると簡単です。グラフイメージはOriginグラフオブジェクトとして貼り付けられ、後からOriginのグラフ編集機能を使って編集することもできます。
終了
これでクイックスタートチュートリアルは終了です。他のトピックのムービーがたくさんありますのでご覧下さい。お疲れ様でした。