Excelファイルのインポート

OriginにExcelファイルをインポートする場合の様々な操作をご案内する動画です。Windowsのエクスプローラからファイルをドラッグ&ドロップする簡単な操作から、インポートするファイルのヘッダ部分をOriginのワークシートのどの部分にインポートするかを指定する方法、インポートするワークブックを指定することで簡単な処理を自動化するような操作もご紹介しています。
※字幕付き動画(音声なし)

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操作方法

    Excelで開いたデータをコピー&ペースト

  1. Excelやメモ帳で開いたデータをOriginで扱う場合、最も手軽な操作はコピー&ペーストです。
  2. サンプルデータのDataフォルダにあるUV-VIS-Sample1.xlsをExcelで開き、データのコピーしたい部分を選択状態にします。
  3. 選択した部分で右クリックして「コピー」を選択するか、Ctrl+Cを押してクリップボードにコピーします。
  4. Originのワークブックの第一セルを選択して右クリックし、「貼り付け」またはキーボードでCtrl+Vを押して貼り付けます。選択したセルを先頭にデータが貼り付けられます。
  5. 貼り付けられたデータに合わせて列や行が追加されます。
  6. データ行部分にテキストの情報が入っている場合、作図や解析操作でうまく処理されないことがあるので、行を選択して右クリックして開くメニューの操作でラベル行として設定します。
  7. ここでは、1行目を選択して「ロングネームに設定」を選択し、また1行目を選択して「単位として設定」を選択して設定します。これで作図や解析の操作に移ることができます。
  8. ドラッグ&ドロップでExcelファイルをインポート

  9. WindowsのエクスプローラにあるサンプルデータのDataフォルダにあるUV-VIS-Sample1.xlsをOriginのワークスペース上にドラッグ&ドロップします。この操作だけでインポートが完了します。
  10. データ行部分にテキストの情報が入っている場合、作図や解析操作でうまく処理されないことがあるので、行を選択して右クリックして開くメニューの操作でラベル行として設定します。
  11. ここでは、まず1~7行目を選択して右クリックし、「コメントとして設定」を選択します。
  12. 1行目を選択して右クリックし「ロングネームに設定」を選択します。
  13. 1行目を選択して右クリックして「単位として設定」を選択します。これで作図や解析の操作に移ることができます。
  14. 複数シートを持つExcelファイルをドラッグ&ドロップでインポート

  15. Windowsのエクスプローラにあるサンプルデータのdata.xlsxをOriginのワークスペース上にドラッグ&ドロップします。
  16. インポートが完了しますが、第一シートのみ表示されます。他のシートも追加表示する場合は、ワークブック左側のパネル上でシート名を選択後、右クリックして「シートの追加および接続」を選択します。
  17. するとワークシートが追加されてデータに他シートに接続できます。
  18. データコネクタを使ってヘッダ部分の入力先を設定してインポート

  19. データコネクタを使って同じ構造の複数ファイルについてヘッダ部分の入力先を設定してインポートします。
  20. 「新規ワークブック」ボタンをクリックして新しいブックを作成します。
  21. 複数のファイルを一括でインポートするので「データ」メニューの「複数ファイルに接続」を選択します。
  22. ダイアログが開いたら、「データコネクタ」で「Excel」を選択します。
  23. 「ソース」で「指定したフォルダ内のファイル」にして「フォルダ」の項目でサンプルデータのフォルダ「Data」を参照します。
  24. 「第一ファイルでダイアログを開く」にチェックを入れるとヘッダ部分をどうインポートするか等の設定が可能です。ここではチェックを付けてOKをクリックします。
  25. インポートオプションダイアログが開いたら、「列ラベル」にチェックを付けます。
  26. 「ロングネーム」を「8」、「単位」を「9」にしてOKをクリックすると、選択したフォルダ内の3つのファイルが同じ設定でインポートされます。
  27. データコネクタでインポートした場合、データを意図せず変更しないように書きこみ不可になっています。
  28. データを編集/変更したい場合はワークシート右上のアイコンをクリックして「データコネクタを削除」または「すべてのデータコネクタを削除」を選択します。ここでは「すべてのデータコネクタを削除」を選択してプロジェクト内の全ワークブックのコネクタを削除します。
  29. 各ブックの右上にあったコネクタアイコンが消え、データがOrigin上にインポートされます。
  30. インポート機能でヘッダ処理をし、出力ワークブックを指定することで簡単な処理を自動化(クローンインポート)

  31. 「新規ワークブック」ボタンをクリックして新しいブックを作成します。
  32. 「データ:ファイルからインポート」メニューを選択してサブメニューから「Excel」を選択します。表示されていない場合は、「ファイルの種類の追加/削除」を選択します。
  33. 「ファイルの種類の追加/削除」を選択した場合、「インポートメニューのカスタマイズ」ダイアログが開くので、左のパネルで「Excel」を選択し→ボタンをクリックして「OK」をクリックすることで、メニューに表示されるようになります。
  34. 再度「データ:ファイルからインポート」メニューを選択してサブメニューから「Excel」を選択します。
  35. インポートするファイルを選択します。ここでは、サンプルデータのDataフォルダにあるUV-VIS-Sample1.xlsをダブルクリックして選択します。
  36. 「オプションダイアログを表示する」にチェックを付けて、この後にインポート設定のダイアログを開くようにし、OKをクリックします。
  37. ダイアログが開いたら「スパークラインの追加」を「する」に変更します。これで、インポート後のワークシートにスパークラインが表示されます。
  38. 「ヘッダ行」の「メインヘッダの行数」を「7」、「サブヘッダの行数」を「2」、「ロングネーム」を「1」、「単位」を「2」にしてOKをクリックし、インポートします。
  39. インポートしたデータを使って簡単な演算や作図を指定ワークブックテンプレートを作成していきます。「列の追加」をクリックして1列追加します。
  40. 追加した列のロングネームと単位にそれぞれ「Corrected」と「a.u.」を入力します。
  41. F(x)=セルに「B-C」と入力して、サンプルデータからブランクデータを減算したものを算出します。
  42. 追加列もスパークラインを表示するために、C列のスパークラインセルで右クリックして「スパークラインの追加」を選択します。
  43. 開いたダイアログでデフォルトのままOKをクリックします。
  44. B、C列を選択して「作図」メニューの「基本の2Dグラフ:折れ線」を選択してグラフを作成します。
  45. 違うデータでグラフを表示した際に自動でスケールが調整されるようにするので、Y軸上でダブルクリックして「スケール」タブで「再スケール」を「自動」に変更します。
  46. ワークシートの右側のなにもない領域で右クリックして「グラフを追加」を選択して作成したグラフを貼り付けます。貼り付けたグラフはダブルクリックすれば個別のグラフウィンドウに戻して編集操作が可能です。
  47. このワークブックをテンプレートとしてほかのファイルをインポートしていきます。「データ:ファイルからインポート:Excel」を選択します。
  48. Ctrlキーを押しながらサンプルデータのDataフォルダにある3つのファイルを選択します。
  49. 「オプションダイアログを表示する」にチェックが追加状態でOKをクリックします。
  50. オプションダイアログが開いたら「テンプレート名」を<クローン>にします。これで、アクティブワークブックをテンプレートとして使用できます。
  51. 「スパークラインの追加」などそれ以外の設定項目はシートに保存されているものが反映されているので、OKをクリックしてインポートを実行します。
  52. それぞれのファイルのデータがインポートされ、演算結果とグラフが更新されます。
  53. 今回はアクティブワークブックをテンプレートとして使用しましたが、使用するブックをあらかじめ保存しておき、インポート先にすることもできます。

参考ページ

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