データ操作
Originでは、データの再構成や、変換、抽出などのデータ操作を行うためにいくつかの機能を備えています。そのなかでも列スタッキング/アンスタッキング、データ分割、XYZデータを行列に変換、ワークシートクエリは良く使用される便利な機能です。
データの再構成
列スタッキング
グループごとに入力された複数列にわたるデータを1つの列に統合します。グループ列は元の情報を参照して自動的に生成されます。
- 複数のデータ列を積み上げてグループ化された1つの列を生成
- 行インデックスを参照してスタッキング
- 複数列を2つ以上のグループに分ける
列アンスタッキング
列アンスタッキングは、スタッキングの逆で、1つのデータ列を複数のデータ列に分けるために使用します。アンスタッキングは、グループ列を参照してデータを仕分けします。
- データ列を複数のデータ列に分ける
- 複数のグループ列を指定して組み合わせごとにデータを分ける
- グループ列を参照して全データを再構築
ワークシートの分割
列アンスタッキングは、スタッキングの逆で、1つのデータ列を複数のデータ列に分けるために使用します。アンスタッキングは、グループ列を参照してデータを仕分けします。
- 列番号による:列番号によってワークシートを分割します。
- 行番号による:行番号によってワークシートを分割します。
- ロングネームやコメント等の列ラベルによってワークシートを分割します。ワークシート名としてそれぞれの列ラベルの値が付けれらます。
変換
XYZデータを行列に変換
OiginのワークシートにあるX、Y、Zのデータ列から等高線図や3Dグラフを作図することができます。しかし、表形式のデータやデータ数が多い場合、スムーズな曲面を描きたいような場合には、行列データに変換する必要があります。Originでは、行列に変換するためのオプションをいくつか用意しています。
- 直接
- 拡張
- XYZグリッディング
ワークシート内に表形式のデータが入力されている場合、この手法により行列データに変換できます。
1行のデータが行列として必要な列数に満たないという場合に使用します。
XYZグリッディングは、選択したアルゴリズムを使って、XYZデータを行列に変換します。この機能では、等間隔でないXYZデータを様々な手法を用いて補間し、行列データにすることもできます。
抽出
ワークシートクエリ
指定した抽出条件に合致したデータを抽出します。抽出を実行する前に
- 複数のデータ列を積み上げてグループ化された1つの列を生成
- 行インデックスを参照してスタッキング
- 複数列を2つ以上のグループに分ける