空間フィルタ

空間フィルタは、空間周波数に基づく画像の特徴を強調したり抑えたりするもので、ノイズを抑えたり特定の画像特性を強調したりします。
Originでは、様々な空間フィルタールーチンを使うことができます。

  • 平均化
  • クリア
  • エッジ検出
  • ガウスフィルタ
  • メディアンフィルタ
  • ノイズ
  • シャープ
  • アンシャープマスク
  • ユーザ定義空間フィルタ

ガウスフィルタリングはガウスノイズの除去に最も適した方法です。ごま塩ノイズやショットノイズには、メディアンフィルターが最適です。平均値フィルターは、ガウスフィルタリングの単純なケースです。これらのフィルターは、画像のぼかしにも使います。

シャープとアンシャープマスクは、画像エッジや細部を強調するのに使います。

エッジ検出は画像内のオブジェクトの境界を見つける手助けとなります。

 

ユーザ定義空間フィルタ

ユーザ定義空間フィルタを使用して、柔軟に画像を処理することができます。
この機能は、ユーザが作成した行列データをフィルタとして設定し、入力画像に適用することができます。

以下は、ユーザ定義空間フィルタの適用サンプルです。フィルタ適用後の画像は境界部分が強調されたのが確認できます。

フィルタ適用前

入力画像

フィルタ適用後

出力画像

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