仮説検定
仮説検定は、標本のパラメータが正しいかどうかを調べたり、2つの母集団の状態が等しいかかどうかを検定するのに使用することができます。Originでは、以下の仮説検定の手法を利用できます。
t検定(1標本、2標本、対応のあるデータ)
Originでは、1集団、2集団、対応のあるデータのt検定を行うことができます。
1集団のt検定は、サンプルが指定した平均値の母集団からとられているかを検定します。
2集団のt検定は、2つのサンプルが同じ母集団からとられたものであるかを検定します。また、対応のあるデータのt検定は、対のデータが同じ母集団からとられたサンプルなのかを検定します。
Originのt検定の機能では、両側/片側検定を選択でき、検出力解析を行うことができます。また、結果レポートにボックスチャートやヒストグラムをプロットするオプションを選ぶこともできます。
1集団および2集団の分散の検定 (Proのみ)
1集団の分散の検定は、正規分布から選ばれた標本が仮説の分散値を持つかどうかを検定するため、指定した有意水準での分散のカイ二乗検定を行います。2集団の分散の検定は、ある母集団からの分散が別の母集団と等しいかどうかを検定するために使用します。
1標本および2標本の比率の検定 (Proのみ)
1標本の比率の検定(母比率の検定)は、観測された比率が母集団の比率(母比率)と等しいかどうかを検定します。2標本の比率の検定(母標本の差の検定)は、2つのグループの比率からそれぞれの母比率が等しいかどうかを検定します。