ベースラインの検出
Originのピークアナライザでは、定数でベースライン(基線)を定義するだけではなく、既存のデータセットを使用するなど様々な手法を使ってスペクトルの基線の作成ができます。定義したベースラインは、データから減算するか、ピークフィット処理の一部として含めることができます。
基線の作成には以下の手法を使用できます。
- 定数(最小値、最大値、平均値またはメディアン、カスタム値)
- ユーザー定義
- 既存のデータセット
- XPS
手法としてユーザー定義を選択すると、基線アンカーポイントの自動作成が利用できます。 目的のアンカーポイントの数を指定して検索し、その後手動でポイントの追加や削除が可能です。このアンカーポイントを補間したり、多項式または非線形関数でフィットして基線を作成します。 XPSを手法として選択すると、Shirley または Tougaard法を使ってX線電子スペクトルの基線を自動的に作成できます。