データによって選ぼう、円グラフ特集

Originではデータによって最適な円グラフをご利用いただけるよう、様々なタイプの円グラフが用意されています。今回は海外旅行とスマートフォンに関するデータを用いて、1クリックで作成できる円グラフをご紹介しています。

様々なタイプの円グラフ

※データは下記ページのものを使用しています。
・JTB総合研究所出典(https://www.tourism.jp/tourism-database/stats/outbound/):「JTM_outbound20240201.xlsx」2024年2月20日取得
・総務省|令和4年度版情報通信白書|総論(https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r04/html/nd238110.html):「n3801010.xlsx」
2024年2月28日取得

事前準備、サンプルデータ

サンプルデータ

様々なタイプの円グラフとデータの入ったopjuファイルが下記リンクからダウンロードできます。
今回はこのデータを使いながらの説明となります。

サンプルデータ(pie-chart-sample.zip)

zip

zip(624KB)

Originをお持ちでない方や最新版をお試しになりたい方は、下記より体験版をお申し付けください。

円グラフ+円グラフ

  1. サンプルデータを開き、「表示:プロジェクトエクスプローラー」から「pie of pie」のフォルダを開きます。
    なお、プロジェクトエクスプローラーは右上の画びょうのアイコンをクリックすることで常に表示させておくことも可能です。
  2. 今回は1年間の合計データを使って、円グラフを作成したいため、1月~12月の数値の合計値を算出します。
    行を追加し、ワークブックpractice1のN列の「F(x)=」の列に"sum(B:M)"と入力します。これでN列には各国の1年間の合計値が表示されます。
  3. N列を選択して、メインメニューから「作図:棒、円、面積:円グラフ+円グラフ」を選択します。
  4. 円グラフ+円グラフを作図
  5. 円グラフをダブルクリックして「作図の詳細」ダイアログを開きます。
  6. 「ラベル」タブを開いて、「フォーマット」の項目の「パーセント」と「カテゴリーを表示」にチェックを付けて、グラフに表示します。「フォント」の色は「自動」とします。
  7. フォントの色を「自動」に設定する

    • 円/ドーナツグラフのスライス内にラベルがある場合、フォント色はそのスライスの色深度によって白または黒に設定されます。
    • スライスの外側にラベルを置くと、フォント色はスライスの色に従います。
    フォントの色を「自動」に設定する
  8. 「スライス」タブを開いて「スライスの組み合わせ」をパーセンテージに変更し、パーセントには5.5と入力します。
    それぞれのメニューは以下の通りです。
    • パーセント:指定したパーセント値以下のスライスを組み合わせ、「その他」にします。
    • 値:指定した値以下のスライスを組み合わせ、「その他」にします。
  9. 「円グラフの形状」タブを開いて、「半径を再スケール」で70に変更します。
  10. 「パターン」タブを開いて、「塗りつぶし」の「色」をカラーリストから「Paired Color」にします。設定出来たら、「OK」をクリックしてダイアログを閉じます。
  11. 円グラフ+円グラフの「作図の詳細」ダイアログの設定
  12. グラフタイトルの追加などをして整えると、下記のようなグラフが完成します。
    普段は「その他」を一括りにしてまとめがちですが、この円グラフでは割合が少ないデータも詳しく見ることができます。
  13. 円グラフ+円グラフ

円グラフ+ドーナツグラフ

  1. サンプルデータを開き、「表示:プロジェクトエクスプローラー」から「Doughnut of Pie」のフォルダを開きます。
  2. B列を選択して、メインメニューから「作図:棒、円、面積:円グラフ+ドーナツグラフ」を選択します。
  3. 円グラフ+ドーナツグラフを作図
  4. 円グラフをダブルクリックして「作図の詳細」ダイアログを開きます。
  5. 「ラベル」タブを開いて、「フォーマット」の項目の「パーセント」と「カテゴリーを表示」にチェックを付けて、グラフに表示します。
  6. 「スライス」タブを開いて、「スライスの組み合わせ」をパーセンテージに変更し、パーセントには7と入力します。「組み合わせ」でチェコ、クロアチア、スロベニアにチェックが付くので、それらの「抜き出し」にもチェックを付けます。
  7. 「円グラフの形状」タブを開いて、「半径を再スケール」を60に、「開始の方位角」を270に設定して降順にデータを並べます。
  8. 「パターン」タブを開いて、「塗りつぶし」の「色」をカラーリストから「Paired Color」にします。設定出来たら、「OK」をクリックしてダイアログを閉じます。
  9. 円グラフ+ドーナツグラフの「作図の詳細」ダイアログの設定
  10. グラフタイトルの追加などをして整えると、下記のようなグラフが完成します。
  11. 円グラフ+ドーナツグラフ

ドーナツ(スライス合計=100)

  1. サンプルデータを開き、「表示:プロジェクトエクスプローラー」から「Concentric Rings」のフォルダを開きます。
  2. ワークブックpractice3のB列を選択して、メインメニューから「作図:棒、円、面積:ドーナツ(スライス合計=100)」を選択します。
  3. ドーナツ(スライス合計=100)を作図
  4. グラフをダブルクリックして「作図の詳細」ダイアログを開きます。
  5. 「ラベル」タブを開いて、「フォーマット」の項目の「カテゴリーを表示」のみにチェックを付けて、グラフに表示させます。
  6. 「スライス」タブを開いて「スライス合計」の「値」を最大とします。これで、最大の値を100%として割合を出力します。
  7. 「円グラフの形状」タブを開いて「半径を再スケール」で70とします。設定出来たら、「OK」をクリックしてダイアログを閉じます。
  8. ドーナツ(スライス合計=100)の「作図の詳細」ダイアログの設定
  9. 凡例にデータの数値を表示させます。凡例を右クリックしてプロパティを開き、Noteに記載している内容をコピー&ペーストして記載します。「OK」をクリックしてダイアログを閉じます。
    ダイアログを開いたまま「F1キー」をクリックすると凡例に関するヘルプメニューを確認できます。
  10. 凡例のプロパティ
  11. グラフタイトルの追加などをして整えると、下記のようなグラフが完成します。
    このグラフではどれかのデータを100%として比較するので、他のデータとの比較を分かりやすく表示することができます。
  12. ドーナツ(スライス合計=100)

参考グラフ

以上でご紹介した円グラフのほかにも、下図のようなグラフを作成することも可能です。
こちらのグラフもサンプルデータの「参考用-Chipped Doughnut Plot」フォルダにご用意しておりますので、ぜひ作成してみてください。

ドーナツグラフ

テクニカルサポート

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