シェープファイルを取り込む

Import Shapefile

シェープファイルを取り込んでグラフとして出力できます。またデータとして取り込んで加工することもできます。

シェープファイルとは・・主に地図を表すファイルのこと。ファイルの仕様が公開されているため、様々なソフトウェアで使用されています。また、国土地理院をはじめとした機関でシェープファイル形式のデータが提供されています。

Import Shapefileの使用例

このアプリの良いところ

  • シェープファイルをグラフとして取り込んだ場合にはプロットを重ねてわかりやすいグラフを作成できます。
  • データとして取り込めばさらにColormap for Map Dataアプリと組み合わせて都道府県ごとなどの区分分けのデータをカラーマップとしてプロットできます。
           
Import Shapefileアイコン Import Shapefile
作者 OriginLab Technical Support
ライセンス 無料
必要バージョン Origin2020(9.7)以降
ユーザインタフェースの言語 英語
カテゴリ データインポート
開発元ページ
※英語のみ

 

操作方法

ここではOriginProにシェープファイルをグラフ・データの両方の形式で取り込む手順をご紹介します。
アプリをインストールするとサンプルファイル内にアメリカ、ドイツ、中国、日本、世界地図のシェープファイルが入っています。このサンプルでは日本のシェープファイルを取り込みます。

  1. Import Shapefileアプリのアイコンをクリックすると、インポートするシェープファイルを選択するダイアログが開きます。サンプルファイルフォルダはデフォルトではC:\Users\{ユーザ名}\AppData\Local\OriginLab\Apps\Import Shapefile\Samples にあります。ここからシェープファイル"Japan_Map.shp"を選択して開きます。
  2. アプリウィンドウファイル選択


  3. さらに開いたダイアログで、グラフ・データとしての取り込み方を設定します。今回はダイアログ内下部のOutput Data PointsとGraphの両方にチェックを入れ、グラフ・データ両方の形式で取り込みます。残りの設定項目はデフォルトで「OK」ボタンをクリックしてインポートします。
  4. インポート設定ダイアログ


    これでグラフとデータ両方の形式でシェープファイルが取り込まれます。
    (グラフはデフォルトでは軸がありますが、下図では軸を消しています。)

    インポート後グラフ・データ


ダイアログの設定項目

ここではダイアログの設定項目について、わかりにくい項目がいくつかあるので設定の仕方でどのように取り込み結果が変化するのかをご案内します。

ダイアログ

  • Link Axis Length to Scale(isometric)
    スケールへのリンク軸の長さ(等尺):シェープファイルレイヤに対して、「軸の長さをリンクするX:Yの比率」を1に設定します。これにより、レイヤサイズを変更しても実際のXYスケールのアスペクト比を維持できます。このオプションはデフォルトでチェックがついています。
  • Link Axis Length to Scale(isometric)チェックなし
    チェックを入れない場合

    Link Axis Length to Scale(isometric)チェックあり
    チェックを入れた場合

  • Rescale Source by Shapefile
    チェックを入れると、軸でシェープファイルのスケールを使用します。シェープファイルの地図等を他のグラフに重ね合わせる際に使用するとシェープファイルのスケールに合わせて再スケールされます。

  • Allow Partial Modification
    シェープファイルポリゴンのインポートを複数のオブジェクトまたは単一のオブジェクトとして指定します。 インポート後、オブジェクトマネージャウィンドウで結果を確認できます。 3つのオプションがあります。

    Auto:Originはシェープファイルポリゴンの数をチェックします。シェープファイルポリゴン>@shpdl(@shpdlはシステム変数であり、デフォルトでは30K)の場合、単一のオブジェクトとしてインポートされます。
    Yes:シェープファイルポリゴンを単一のオブジェクトとしてインポートします。
    No:シェープファイルポリゴンを複数のオブジェクトとしてインポートします。
  • Yesを選択した場合には各区分ごとに色を付けたり削除したりすることができます。オブジェクトマネージャでシェープファイルデータを右クリックして「選択可能」にチェックを入れると部分的に編集できます。編集はOrigin上部のツールバーからもしくは区分を選択したときに表示されるミニツールバーから行えます。

    選択可能

  • Output Data Points
    グラフデータポイントをワークブックに出力します。Colormap for Map Dataアプリと組み合わせて使う場合はこちらにチェックを入れます。

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