ドラッグ&ドロップによる直感的な作図

Graph Maker

このアプリを使うと、グラフで使用するデータをドラッグ&ドロップで指定して作図が可能です。
プレビューを見ながら設定でき、グループ化データのプロットも可能です。

Graph Makerアプリの使用例

このアプリの良いところ

  • シート上の属性に関係なくデータ列をドラッグ&ドロップで指定して作図できます。
  • 設定を変更するとプレビューが更新されるので、出力結果を確認しながら作成できます。
           
アプリアイコンGraph Maker
作者 OriginLab Technical Support
ライセンス 無料
必要バージョン Origin2020b(9.75)以降
ユーザインタフェースの言語 日本語
カテゴリ グラフ
開発元ページ
※英語のみ

 

操作方法

サンプルデータのインポート

Originを起動してメインメニューから「ヘルプ:フォルダを開く:サンプルフォルダ」を選択します。エクスプローラが開くので、「Statistics」フォルダ内にある「automobile_categorical.dat」をOriginのワークブックにドラッグ&ドロップしてインポートします。

サンプルデータをインポート

  1. 作図したいワークシートがアクティブな状態で、アプリウィンドウのGraph Makerアイコンをクリックし、ダイアログを開きます。また、Graph Makerは、作図メニューからも利用できます。
  2. アプリ起動

  3. ダイアログ上部でグラフタイプを指定します。
  4. 使用できるグラフタイプは、折れ線、散布図、線+シンボル、縦棒、ボックス、ヒストグラムです。
    各アイコンの横にある三角形のボタンをクリックするか、グラフタイプにカーソルを合わせると、使用可能なすべてのグラフタイプ表示されます。

    作図するグラフタイプを指定

  5. 左側のパネルでワークシートのすべての列名と識別子(ロングネーム)が、一覧表示されます。黒い三角形のボタンをクリックすると、表示する識別子の設定などが可能です。
  6. 表示する識別子の選択

  7. 左のパネルにある作図に使用する列、「データ」パネルにドラッグアンドドロップすると、プレビューが更新されます。「OK」ボタンをクリックすると、グラフウィンドウに出力されます。
  8. 列をドラッグアンドドロップしてグラフを作成

設定項目

データ

「列」のリストから作図に必要な列を、「データ」にドラッグアンドドロップします。

Yデータは、単一列または複数列を選択可能です。デフォルトでは、Yデータを1つだけ設定できます。「Yのみ」のチェックを外すと、複数の列をYデータとして設定できるようになります。

複数Yデータを選択

パネル

グループデータ列を「パネル」にドラッグすることで、グラフに垂直方向と水平方向のパネルを追加でき、データプロットをグループごとに複数パネルに分割することができます。

データプロットを複数パネルに分割(トレリスプロット)

修飾子

列を「修飾子」のパネルにドラッグアンドドロップし、シンボルの色やサイズ等をマッピングします。
選択したグラフタイプにより、線やシンボルの色、パターンなど修飾子の種類が異なります。

グラフの修飾

フィット

散布図や折れ線グラフなどでは「フィット」の項目を使用でき、多項式次数、信頼帯、推定帯、信頼楕円などを指定してフィット直線またはフィット曲線を表示できます。

フィット曲線を表示

また、「フィット」の横にあるアイコンをクリックすると「フィットオプション」が開き、帯と線の色を変更したり、式やピアソンのRおよびR二乗値を表示するオプションを利用できます。

フィットオプション

出力

グラフを出力したときの表示方法として「ページビュー」または「ウィンドウビュー」から選択します。

出力オプション

  • ウィンドウビュー:グラフウィンドウのサイズを大きくすると、ウィンドウの形に応じてグラフのサイズを変更して表示します。
  • ページビュー:Originのグラフ作成時デフォルトのオプションで、グラフウィンドウを大きくしてもページは高さと幅の比率を保ったままになります。

ウィンドウビューで出力したグラフ

なお、出力されたグラフは通常のグラフと同じように、軸、タイトル、シンボル、色、ラベルなどを編集できます。


その他

パネル間で列データをドラッグして移動することができます。

パネル間で列をドラッグ

異なるパネルに同じ列を同時に使用することもできます。例えば、数のように、「パネル」で使用したデータ列を「修飾子」の「シンボルの色」として設定してシンボルの色を変化させることなども可能です。

異なるパネルで同じ列を設定

なお、このGraph Makerアプリを開いている間も、ワークシートの列を追加または削除したり、データを編集できます。アプリでの表示と結果のグラフはそれに応じて更新されます。

テクニカルサポート

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問合せフォームよりテクニカルサポートまでご連絡ください。

その際、必ず「製品名」「バージョン」「シリアル番号」をご連絡ください。

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