データの整合性を保ちたいときに
Originにファイルをインポートする際、元データとリンクしたデータをワークシートに取り込むアプリです。通常のインポートではOriginにデータを取り込んで元データファイルとは別のワークシート上のデータを操作しますが、コネクタは元データにリンクしているので、データの整合性を保つ、ファイルサイズを小さくする、など様々な利点があります。インポートできるファイル形式は、CSV、TXT、DAT等のテキストファイルです。
CSV Connector | |
作者 | OriginLab Technical Support |
ライセンス | 無料 |
必要バージョン | Origin 2019b(9.65)以降 |
ユーザインタフェースの言語 | 日本語 |
カテゴリ | データインポート |
開発元ページ | CSV Connectorのページ ※英語のみ |
元のCSVファイル編集したときに、Originのシート上のデータを更新したい場合は、コネクタアイコンをクリックして「インポート」を選択すると再インポート可能です。自動で更新するには、「自動インポート」を「変更時」に設定してください。
CSVコネクタは、Web上にあるデータにも接続することができます。この場合、Web上の元データが変更されたときには、再インポート操作だけでアップデートできます。
使用データ:東京都_新型コロナウイルス陽性患者発表詳細
URL:https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/data/130001_tokyo_covid19_patients.csv
実際にWebに接続してインポートしたデータを使用し、週ごとの感染者数のグラフを作成してみます。
コネクタを使用してインポートしたワークシートの左上にあるコネクタアイコンをクリックすると、メニューが開きます。このメニューを使用してデータの再インポートをしたり、データソースを変更できます。
データソース | ダイアログが開き、データソース選択と変更が可能です。 |
インポート | ソースデータを再度インポートします。 |
全てのブックをインポート | プロジェクトファイル内のデータコネクタを使用している全シートで、ソースデータを再インポートします。 |
自動インポート | データを自動で再インポートする設定です。 自動でインポートする場合、どのタイミングでインポートするか指定します。 ・プロジェクトオープン時 :プロジェクトを開いたとき ・変更時:データソースが変更されたとき |
シートを接続しない | ワークシートとデータソース間の接続と保護を解除します。コネクタアイコンは残るので、再接続すれば再インポートできます。 |
データコネクタを削除 | アクティブなブックの全シートからデータコネクタを削除します。コネクタアイコンも残りません。ブックにインポートしたデータはプロジェクトファイルと共に保存されます。 |
すべてのブックからコネクタを削除 | プロジェクトファイルの全ブックからコネクタを完全に削除します。コネクタアイコンも残りません。インポートしたデータはプロジェクトファイルと共に保存されます。 |
保存時にインポートデータを除外 | チェックを付けると保存時にインポートデータを消去します。 接続は維持するので、プロジェクトサイズを小さくすることができ、データは必要に応じて簡単に再インポートできます。 インポートデータから作図したグラフにはダウンロードボタンが表示されます。 |
共通データパス | 「データソース」メニューでソースファイルにすばやくアクセスするために設定できる「共通データパス」を設定します。複数人でファイルを共有している場合に便利です。 |
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