量的データによるデータのグループ化

文書変数に入力した量的データを使って、データをグループ分けすることができます。

文書変数によるアクティブ化
  • 文書は、PCのフォルダのように文書システムで1つの文書グループにしか入れることができません。そこで、「インタビューした場所によって文書グループを作成したけれど、性別によるグループ分けも行いたい」といった場合には、文書セットを活用します。
  • 文書は、複数のセットに属することができます。
  • このページでは、文書変数を使って文書をアクティブ化し、セットを作成する方法を紹介します。

ワンポイントアドバイス セットの基本操作

文書セットは、セットの右クリックメニューの「新規のセット」から作成します。ドラッグ&ドロップで文書の追加や並び替えができます。複数の文書をまとめてセットに追加するには、文書をアクティブ化し、右クリックメニューの「文書セットに文書を追加する」から追加先のセットを選択します。

関連ページ文書セット

文書変数によるアクティブ化

  • 文書変数を使って条件を指定することで、指定した条件に当てはまる文書をアクティブ化します
  • アクティブ化した文書から、セットを作成することもできます

操作手順

  1. まず、文書変数を作成します。
  2. 混合研究法タブで「文書変数によりアクティブ化する」を選択します。または、文書システムブラウザでiconアイコンから「文書変数によりアクティブ化する」を選択します。
    文書変数によるアクティブ化
  3. 例として、「20才以上の男性」のセットを作成します。変数欄から条件として使用する変数「性別」を選択し、icon青い矢印をクリックします。
    文書変数によるアクティブ化
    条件式に[性別]=<空> が入力されます。
  4. 右のラジオボタンと変数値欄を使って条件を設定します。変数値は、ドロップダウンメニューから選択できます。
    文書変数によるアクティブ化
    [性別]=男性 が条件式に設定されました。
  5. 2つ目の条件を設定します。変数から「年齢」を選択し、icon青い矢印をクリックします。
    文書変数によるアクティブ化
    [性別]=男性 の下に、または(OR)[年齢]=<空> が追加されます。
  6. 作成するセットの条件は「20才以上の男性」なので、右のラジオボタンを使用して かつ(AND)[年齢]≧20 を設定します。変数値は半角数字を直接入力します。
    文書変数によるアクティブ化
  7. 新規のセット」をクリックすると、性別=男性かつ(AND)年齢≧20 のセットが作成されます。
  8. アクティブ化する」をクリックすると、条件に合致する文書がアクティブ化されます。
    文書変数によるアクティブ化

オプション

  • icon削除する: 選択している条件式を削除します
  • icon一覧表を消去する: 条件式を全て消去します
  • icon開く/保存する: 条件式を保存し、保存した条件式を開くことができます

文書セットを使った分析

文書セットを使った分析例を紹介します。文書セットを使うと、分析の幅が広がりますので、是非ご活用ください。


文書セット単位の分析

分析ツール(コード付きセグメントの一覧表、サマリー、辞書など)や図解ツール(コードマトリックス・ブラウザ、プロファイル比較表、ワードクラウド、MAXMapsなど)を文書セット単位で使うことができます。

方法A

文書セットの右クリックメニューからツールを起動します。

文書セット

方法B

各ツールの設定画面で文書セットを指定します。


コードの出現回数を使った分析

コードの出現回数を指定してセットを作成できます。
例:コード「ポジティブ」が3回以上出現した文書のセットを作成する

  1. コードシステムウィンドウのコード「ポジティブ」を右クリックし「文書変数に変換する」を選択します。または、コードをアクティブ化し、混合研究法タブの「量化」をクリックします。
  2. 文書中に出現したコード「ポジティブ」の数が、文書変数として保存されます。
    文書セット
  3. 混合研究法タブ「文書変数によりアクティブ化する」ウィンドウで、条件式[ポジティブ]≧3を設定して、セットを作成します。
    文書セット

グループ間の比較

作成したセット間で、コード付きセグメントの内容とコードの出現頻度を比較できます。
例:文書セット「20歳以上の男性」と「20歳以上の女性」のコード付きセグメントの内容を比較する

文書セット

関連ページグループ間の比較

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