Vol.32 列番号を変数「j」で表すことで入力を効率化

ワークシートで、別のシートの同じ列を「列の数式」を利用して参照する場合(例えばA列で別のシートのA列、B列で別のシートのB列を参照する場合)に、列番号を変数「j」で表すことで各列を同じ構文で表すことができる便利な方法をご紹介します。

操作手順

このページでは例として、2つの測定データを合算するため「Total」シートのB・C・D列で「Sample1」シートと「Sample2」シートのB・C・D列を参照する方法をご紹介します。

サンプルデータ

こちらからダウンロードしてください。(vol32_sample.zip)

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zip(35KB)


  1. 「Total」シートの列で「Sample1」シートと「Sample2」シートの同じ列を参照する場合(この例では「Total」シートのB・C・D列で、それぞれ「Sample1」シートと「Sample2」シートのB・C・D列を参照しています)、下図のような構文を利用すると列ごとに「F(x)=」セルで構文を手入力する必要があり面倒です。
  2. そこで、便利な構文があります。「Sample1!B+Sample2!B」ではなく「Sample1!$(j)+Sample2!$(j)」と表記します。「j」は、現在の列を表す1から始まる列インデックスである変数です。「$()」はそれを文字列に変換します。現在の列がA列すなわち1番目の列の場合、「Sample1!$(j)」は「Sample1!1」と同じ意味になります。これは「Sample1!A」と同じ意味となります。
  3. B列の「F(x)=」セルに「Sample1!$(j)+Sample2!$(j)」と入力し、セルの右下にカーソルを合わせて十字状態にし、ドラッグすれば、C・D列にも同じ構文「Sample1!$(j)*Sample2!$(j)」が入力されます。すると、C・D列でそれぞれ「Sample1!C+Sample2!C」「Sample1!D+Sample2!D」と同じ計算が行われます。

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