ピークを検索(クイックピークガジェット)
クイックピークガジェットを使用すると、素早くピークの検索が可能です。この動画では、クイックピークガジェットの使用方法と、ガジェットからピークフィットを実行する操作をご案内しています。
※字幕付き動画(音声なし)
右下のボタンで画面を大きくし、で解像度720以上の設定にしてご覧いただくことをお勧めします。
操作方法
- Graph1に対してクイックピークガジェットを使用してピークを検索します。グラフをアクティブにした状態でメニューから「ガジェット:クイックピーク」を選択します。
- ダイアログが開いたら、デフォルトの設定のまま「OK」をクリックします。
- グラフに表示されたRIOボックス(黄色の矩形)をマウスで移動/サイズ変更してピーク検索する範囲を囲みます。ここでは3つのピークが囲まれるようにします。
- ROIボックスの右上にある矢印ボタンをクリックしてメニューから「新しい出力」を選択します。
- 再度矢印ボタンをクリックして「レポートシートに行く」をクリックすると、レポートシートを確認できます。レポートシートには各ピークの位置や面積、半値幅(FWHM)などの情報が出力されています。
- 「情報」列のセルをダブルクリックすると、基線(ベースライン)のデータを確認できます。
- ピークの検索の設定を変更する場合は、ROIボックス右上の矢印ボタンをクリックして「設定」を選択するとダイアログが開くので、タブ毎に設定できます。
- 「基線」タブではベースラインの設定をします。各設定の詳細はF1キーを押して開くヘルプを参照してください。ここでは、「モード」を「定数」に変更して、「定数」を「最小」のままにします。「適用」ボタンをクリックすると、ベースラインがデータの最小値で定義されます。
- 「ピーク検索」タブでは、どのようにしてピークを検索するか指定できます。局所最大法以外に、隠れたピークを検索するための手法なども用意されています。ここでは変更しません。
- 「面積」タブでは積分の設定が可能です。ここでは「積分領域の表示」のチェックを外します。「適用」をクリックするとグラフ上の積分領域の塗りつぶしが非表示になります。
- 「出力先」タブでは、結果の出力先を指定できます。ここでは変更しません。
- 「値」タブでは、レポートシートに出力する値を選択できます。ここでは、「重心」、「左半幅 」、「右半幅」にチェックを付けます。
- 「OK」ボタンをクリックし、ROIボックスの右上にある矢印ボタンをクリックして「新しい出力」を選択します。
- 再度矢印ボタンをクリックして「レポートシートに行く」を選択します。新しく出力された4~6行には、重心、左半幅、右半幅の値が出力されているのがわかります。
- 矢印ボタンをクリックして「テーマに名前を付けて保存」を選択すると、今の設定を保存できます。テーマ名「mypeaks」を入力し、「OK」をクリックすると保存できます。
- 保存した設定を使って、ほかのグラフでピーク検索してみます。サンプルプロジェクト左下に最小化してあるGraph2開き、メニューから「ガジェット:クイックピーク:mypeaks」を選択します。
- ROIボックスが表示されたら、矢印ボタンをクリックして「プロット群の最大範囲に拡大する」を選択します。
- 全てのピークが囲まれたら、矢印ボタンをクリックして「新しい出力」を選択します。保存した設定のとおり重心、左半幅、右半幅の値が出力されているのがわかります。
- クイックピークガジェットからフィットを実行することもできます。Graph2に表示されているROIボックスの矢印ボタンをクリックして「ピークのフィット」を選択し、フィット関数を選択します。ここでは、「Gauss」関数を選択します。
- グラフ内のピークでダブルクリックして4つのピークを選択していきます。「フィット」ボタンをクリックするとフィットが実行されます。
- 元データのワークブックにレポートシートが出力され、ピークごとにフィット結果が出力されます。
- グラフにはフィットデータのプロットが追加され、パラメータ表が出力されます。