Origin: 動画で学ぶ操作方法

一定X範囲でのピーク積分(Peak Analysis in set X-range)

概要 このチュートリアルでは一定X範囲でのピーク積分を実行する方法をご紹介します。
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ピークアナライザを使用して、異なるデータセット間で一定のX範囲を指定してピークを積分する方法をご紹介しております。

操作方法

複数のデータセットに対して、同じX範囲でのピークデータを積分する方法をご紹介します。

  1. PA_RegionIntegration.opj内のワークブック「100Points」は100個のデータからなるシンプルなピークデータです。B列を選択して「作図」メニューの「線図:折れ線」を選択して作図すると、4つのピークを含むことがわかります。
  2. それでは解析を始めます。「解析」メニューから「ピークと基線:ピークアナライザー」を選び、ダイアログを開きます。
  3. 「目的」のページではデフフォルトで「ピークの積分」が選択されているので、そのまま「進む」ボタンをクリックして進みます。
  4. 基線はデフォルトの設定のままで進むので、「進む」ボタンを2回クリックします。
  5. 「ピーク検索」のページでは、Originの自動検索機能を使用するので、「自動検索」のチェックボックスにチェックが入っていることを確認して「検索」のボタンをクリックします。
    ※データによってフィルタリング方法を変更する必要があります。
  6. ここで重要なのは、ピーク検索後に「自動検索」のチェックを外すことです。このチェックをつけたままだと、他のデータセットを用いて解析するたびにピークが自動検索され、同じX範囲で解析できません。
  7. 「進む」をクリックして「ピークの積分」のページに進みます。
  8. 「積分ウィンドウ幅」を「プレビューグラフを変更する」にし、プレビューグラフでX範囲の黄色いボックスをマウスでつかんでドラッグし、設定します。
  9. 解析を実行する前に、ここまでの設定をテーマとして保存します。ダイアログ右上にある右向き三角形のボタンをクリックし、「名前を付けて保存」を選択します。
  10. 「テーマ名」として「PA_XRegion」を入力し、「OK」をクリックします。
  11. ピークアナライザーのダイアログで「完了」ボタンをクリックして積分を実行します。結果シートを見ると、4つのピークそれぞれの面積や行インデックス、X範囲が出力されているのがわかります。
  12. 次に、ワークブック「Book2」を見てみましょう。B列を選択して「作図」メニューの「線図:折れ線」を選択し、グラフを作図すると先ほどのデータと同じ4つのピークを持つデータであることがわかりますが、1000個のデータを持っています。
  13. 保存したテーマを使用して同じX範囲で積分を実行してみましょう。「解析」メニューから「ピークと基線:ピークアナライザー」まで選択したら、先ほど保存したテーマ「PA_XRegion」を選択します。
  14. 自動的に積分が実行され、結果が出力されます。1つ目の積分結果と比べてると、同じX範囲で積分が実行されていますが、データ数が異なるため行インデックスの値が異なっているのがわかります。
  15. 最後にワークブック「Book3」を開きます。データは1000個ありますが、B列を選択して「作図」メニューの「線図:折れ線」を選択し、グラフを作図すると、ピークが1つ少ないことがわかります
  16. 保存したテーマ「PA_XRegion」を使用して解析します。「解析」メニューから「ピークと基線:ピークアナライザー:PA_XRegion」を選択します。
  17. 結果シートを確認すると、積分を実行したX範囲は同じであるため、1つ目のピーク面積が0になっていることが確認できます。

これでこのチュートリアルは終了です。お疲れ様でした。

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